
今日も映画を見るぞ







いいですねえ

ところで、洋画を見るには字幕と吹替はどちらがいいんだろう?







それぞれの特徴を教えましょう
洋画見るなら字幕?吹替?
もう何十年も前からずっと議論されている字幕か吹替かという論争。この記事では、どちらが適しているのかをお伝えします。心に残るための映画鑑賞として、どちらがいいのか答えはハッキリしています。
みなさんはこんな「常識」を持っていませんか?
- 字幕は役者の生の演技をより堪能できる
- 字幕は吹替より文字制限があるので、伝わりにくいことがある
- 字幕は文字を追うから集中できない
- 吹替は映像全体を見られる
- 吹替は声優とのミスマッチで聞きづらい
これらは全部間違いです。
この記事ではこんなことがわかります。
- 字幕か吹替かは、あなたに合った鑑賞方法があります。
- ある特性を持っている人のみ吹替での鑑賞、そうでない人は字幕の鑑賞をおすすめする意味をお伝えします。
- 今までの字幕と吹替のメリットやデメリットとうたわれている間違った常識も解説します。
- なぜ字幕派は吹替派より高飛車な印象を持つのかを解説します。
- なぜ字幕派のほうが映画に詳しいオーラを放つのかも解説します。
映画鑑賞が人生のよりどころとなるような方法をお伝えするので、良い映画ライフを過ごしてください。
ではさっそく見ていきましょう。
洋画を見るなら、字幕をおすすめします

わたしがもし字幕と吹替どちらがいいのかと聞かれたら、迷わず字幕での鑑賞をおすすめします。







いきなり唐突です
もちろん字幕も吹替もたくさん鑑賞はしてきました。映画鑑賞の本来の目的は、あなたが人生でいろんな悩みを持っていくにあたって、心に残る映画を見てもらうことで少しでも心の補充をしてもらうのが本来の映画鑑賞です。
なぜそれで字幕なの?大きく2項目をあげました。ズバリこれです。
- 「本を読む」感覚になるから
- 考えることが増えるから
どういうことでしょうか?詳しく解説していきます。
字幕のメリットは本を読む感覚になれること
字幕鑑賞においての最大のメリットは「本を読む感覚で鑑賞できる」ということです。
これはどういうことでしょうか?
「本を読みながら映像を追っていく」というスタイルです。
このプロセスが脳に刺激を与え、ストレスの解消につながるのです。
本を読むとき、私たちは文字を目で追い、その内容を頭の中でイメージしますよね?映画の字幕鑑賞もこれに似ています。

字幕は文字と画像の両方を追いかけるから疲れるのでは?







それがいいんですよ
映画の場合は、文字で読んだイメージを浮かべて、同時に実際の映像で検証していくという感じです。これが慣れれば楽しいのです。
「字を読んだだけの頭で描いたイメージ」と「実際に見た映像」を頭でリンクさせていきます。
そうやって二つの作業を頭で進めながら鑑賞していくのが大きな刺激となっていくのです。それが当たり前になっていくと字幕映画にハマっていきます。
このプロセスに慣れてくると、字幕映画の魅力にどんどん引き込まれていくでしょう。
これは日本人の食事文化である口中調味(こうちゅうちょうみ)に似ています。
字幕映画の鑑賞も同じで、文字を読みながら頭でイメージし、そのイメージをスクリーン上の映像と結びつけていくという楽しみ方です。

この発想で映画の世界観がより深く味わえるようになり、たとえ難解な内容や苦手なジャンルの映画であってもより楽しみ方がグレードアップできるのです。
洋画鑑賞においての字幕での鑑賞の最大の魅力はこれです。
字幕のメリットは考えることが増えるから
実際に字幕映画は吹替よりも情報量が少ないとは以前から言われています。
実は映画の内容(セリフ)の理解度は吹替の場合9割、字幕の場合は3割だそう。もちろん理解度は個々により差はありますが、専門家によるとこの数字が妥当なようです。
随分と違いますね。こんなこと言われると、「それであれば吹替のほうが優れているのでは?」と思いますよね?
情報量が吹替に比べて字幕は?だからデメリット?
いいえこれはメリットです。
そこまでの情報量しか入らないというのは、大きなメリットです。
はっきり言ってそんなに情報量は必要ないのです。情報量を無理に入れるからつまらなくなるのです。
映画の本質は、あなたの心を調節してくれることです。「いいお話だな。感動する」というのも本質かも知れませんが、映画鑑賞の醍醐味はそれだけではないと思っています。

例えばあまりよくわからない複雑なシナリオであったとしても、あのシーンやこのシーンが後になってじわじわと印象に残るというのが醍醐味でもあります。
デメリットとして「文字を追うのは疲れる。字幕を読んで映像で追うのは疲れるじゃないか!」という理由がよくあげられますよね。
裏を返せば、耳で聞きながら映像を追うのは疲れないということでもあります。あとで吹替の特性として解説しますが、映像だけ見ているほうが疲れます。
字幕は吹替よりも、入ってくる情報量が少ないのは確かですが、むしろ考える機会を与えてくれ、大きなメリットといえます。
情報量は少ないからいいんです。
字幕ならではのデメリットはこれ
字幕のデメリットは何といっても文字の字体を気にしてしまうことです。
え?どういうこと?と思いましたよね?
これは字幕映画に慣れてくると、字体がいきなり変わったりしたら違和感を持ちます。
かつて、字幕の文字は職人による手書きが主流でしたが、2001年公開の『A.I.』という映画をきっかけに、手書きではなくフォント(写植文字)が使用されるようになりました。
これは、フィルムにレーザーで字幕を焼き付ける技術の導入により、手書き特有の文字の隙間が不要となり、フォントの使用が可能になったためです。
そしてNetflixでの字幕、最初は違和感がありましたね。
でも慣れると、この事態が心地よく感じてきます。そして作品中に、簡単に字幕と吹替を変えたりできるのも今は当たり前ですね。




でも初めて見たときはびっくりしましたね
さらにディズニープラスでは字体や文字の大きさを調節できたりして、改良で見やすくなっていますね。
海外では吹替鑑賞が主流
以前からも言われていましたが、最近でも海外はやはり吹替が多いようです。
特にヨーロッパの主要なドイツ、フランス、イタリア、スペインではほとんどが吹替で、映画館で字幕を見られるケースはほとんどありません。
しかし北欧、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダは逆に字幕が一般的で、吹替は子供向けの映画しかありません。
アメリカでは英語圏以外ということになりますが、やはり吹替が主流ということですが最近は字幕を好む人も多いようです。
中国や韓国では7割以上が字幕を好むようです。国別でずいぶんと異なっていますね。
海外は日本と違って識字率があまり高くないのが原因と言われていましたが、最近は否定されています。
これは語源の関係と文化によって違うのでしょうが、より心に深く鑑賞するためのテクニックは、世界共通であるのは間違いないですね。
吹替鑑賞が合っているのはこんな人

さてここまで「字幕派、うざい!」と思っていた人、吹替派の人、お待たせしました。

吹替がいいという人もいるけど、どう違うんだろう







吹替をおすすめする人はこんな人です
わたしはどちらと聞かれたら字幕をおすすめしますが、こんな人であれば吹替をおすすめします。
吹替をおすすめすすのはこんな人
それはただ一つ。
耳で聞くだけで脳内にストーリーを作れる人
です。
昔、NHKラジオなどでよくやっていた、ラジオドラマというのがありましたよね?でも最近はこういうの聴く人はいないかもしれません。音声だけでラジオでセリフ、ナレーション、効果音、音楽だけでストーリーが展開されます。
これって今で言うと。
AmazonのAudibleのような、オーディオ系のアプリなどです。
Amazon Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックやポッドキャストの定額聴き放題サービスのことです。ひたすら朗読してくれるもので、通勤とかで利用している人も多いかと思います。
吹替の特徴はやっぱり耳ですよね?ラジオは聞くことでイメージをふくらませなければいけない媒体であり、さらにAmazonオーディオブックなどの小説やビジネス本を聞くことに馴れている人。
またはそのような媒体に感銘を受けたりすることが多い人は吹替映画はハマります。

目ではなく耳。聞くことで映像が体感できる人ですね。
物語に入り込むことが出来るという意見も結構ありますがこれは人によります。字幕だから吹替だからというのは全く関係ないですね。

吹替にしか味わえないような鑑賞のしかたもあるんだね
ちなみにわたしはこういうの不器用で、オーディオ聞いても物語が全然入ってきません(涙)。
こういうの得意な人はある意味凄くて、多少のながら見をしてもお話しについて行けたりします。洗い物しながらとか歯を磨いたりとかして映画を見ても見られるのが吹替の良さでもあります。
これを言うと「映画はながら見するものではないだろ!」という人が必ず出てきますが、いや、そう慌てず落ち着いて聞いてください。
耳で聞くだけで物語が作れるのですがら、聞いて感じたストーリーと実際に映像を見て感じたものを融合させていけばいいのです。さっきの字幕鑑賞の時の別バージョンです。
すると、たちまち心に残る映画鑑賞を楽しむことができるでしょう。
アニメ映画を見るなら吹替という人


普段は字幕鑑賞を好むのにアニメ作品に限っては吹替鑑賞をという人が多くいます。
これは、原作がすでに声優さんが声の出演として吹替と同じような役割をされているわけです。日本のアニメ映画についても声優さんがいて、その時点である意味吹替ともいえるわけです。
アニメだから声優がついているわけで、それをわざわざ字幕にするのも変かなということですね。
ディズニーなどのアニメ映画では吹替がわかりやすいですね。
ディズニーとかでも有名なハリウッド俳優などが担当することもあり、耳が慣れた人なら声で「あっ!この人はあの俳優さんだ!」ってわかる場合があります。
裏を返せば、
それなら日本の声優の声聞いたところで、映画の雰囲気が変わることはないでしょう。
お待たせしました!「字幕派うざい」の謎
以前からよく聞かれる議論の一つに字幕と吹替の中においてよくあるのが
「字幕派はうざい」という吹替派からの反論があります。しかし、なぜか字幕派の人が「吹替派うざい」という話は聞きませんよね。
「字幕」と「吹き替え」どっちの方が楽しめるかという論争で面白い実験がありました。
知識の宝庫!目がテン!ライブラリーより引用
この研究資料も考えようによってはやや偏屈な内容ですが今回はそういう話は省きます。
これは字幕派の人がよく「本人の声でないと役者の思いが伝わってこないので字幕がいい」という意見に対して、本人の声かどうか理解してない!というツッコミです。
そもそも字幕か吹替かというのは役者の演技どうこうはあんまり関係がないという事です。
いい演技を堪能したいから字幕がいいという理屈は幻想です。
字幕派の謎の「上から目線」を検証します
同時に、吹替派からこのような意見を聞きます。
- なんで字幕派の人は映画通ぶるんだ?
- なんで吹替だと本当の面白さを味わえないと言われるんだ?
のような、謎の上から目線で言われてしまうことに反論する人も少なくありません。
ここも検証していきましょう。
これの理由は諸説あって、科学的根拠が乏しいのですが、理由としては
- 字幕は歴史が古い
- その反面、吹替はテレビ放送に合わせて確立された
- 地上波はすべて吹替だから
- 吹替での、セリフの度に音が途切れるから本物ではないという風潮が根付いた
など、いろんな理由があります。
結論は、歴史的背景が大きいのではと思っています。
日本では、1930年に初めて外国映画に字幕がつけられた『モロッコ』以降、字幕版が主流となってきました。ここから映画館での洋画は字幕が一般的となっていきます。そして1960年代くらいからテレビ放送で映画鑑賞!?という革命が起こります。
そこで視聴率を取るために字が読めない人や子供にも見てもらおう、さらにテレビ視聴はながら見の人も多数いる。そんな皆さんに理解させるために、声優使って吹替にたほうがいいよね?という流れですね。
そんな経緯で吹替も映画鑑賞として日の目を見るようになります。
しかし最近、若い人で「字幕を読んでも言葉の意味がさっぱり分からない」という人が増えているようです。するとやっぱり吹替のほうが楽だよね!→字幕派「やっぱり吹替はお子ちゃまだ!」という流れになりそうな気がするのですが…..
字幕と吹替のあるある常識を探っていきます

字幕と吹替の論争の中でのあるある理由について検証していきます。
それぞれのメリットとデメリットがありますがこれはどれだけの信ぴょう性があるのでしょうか?検証していきましょう。
- 「字幕は吹替より演技を堪能できる!」
- 「字幕は実際の声を聴けるから本物の雰囲気を楽しめる」
- 「字幕は吹替よりも情報量が限られる」
- 「吹替は配役のミスマッチで違和感がある」
- 「吹替は画面に集中できる」
なお、子供には吹替が向き不向きとか、語学練習にいいかどうかとか、そういうのは本題のテーマから少しそれてしまうのでこの記事では割愛します。
ちなみにわたしは映画での語学練習は不向きだと思っています。
では、一つ一つ検証していきましょう。
1.字幕は吹替より演技を堪能できる?
結論ですが、これはただの幻想です。
理由は上記でも解説しましたが、実際に吹替のシーンを日本語に字幕つけても気がつかないくらいのレベルです。
ただ、吹替は声を出すたびに音が消えるので実際にそう感じたこともわからなくもないです。
実際にその瞬間だけは違和感があるということはありますね。
ただ、基本的に演技が上手いかどうかって主観みたいなところもあるし、日本の役者でも、絶対にこの人は演技が上手いというフィルターがかかっている国際的にも有名な役者でも(誰とは言いませんが)演技上手いとは感じませんし、例えばディカプリオが演技下手だよね?なんて言う人はいませんよね。
日本映画でも大抵の人は演技が上手かの判断すらできていないし、個々の判断なので正解があるわけでもないので。
字幕だから演技を堪能できると断定できるわけではありません。
2.字幕は実際の声を聴けるから本物の雰囲気を楽しめる?
上記の演技を堪能とすこし被ってしまうのですが、この雰囲気のお話し。
結論は、実際の声を聴けるか被せられるかの違いがあるので多少は違いは出ますが、いや吹替も慣れたら違和感はないし、上記の演技と被りますが、わたしはこれもそこまでは感じません。
実際には、吹替の時の音が消えてしまうのが気になるかどうかではないかと。
「字幕は本物の雰囲気を味わえる」は、やや抽象的で注意が必要です。
3.字幕は吹替よりも情報量が限られる?
これは間違いないのですが、上記でも言いましたが、デメリットにはなり得ないということです。
情報量は字幕は吹替よりも限られます。
たから魅力なのです。
ただ、情報量が多いのは、映画の内容によっては気づきを得るというのは事実なので、情報量が多いのは邪魔だというつもりはありません。
4.吹替は配役のミスマッチで違和感がある?
はい。こればかりは正解ですね。
日本映画にもいろんな特殊事情があるせいで、吹替声優もまた、旬のタレントやアイドルや、正直声優ではないよね?という人がやったりします。
また、役者のキャラと声優のキャラがズレているケースも散見され、聞き苦しく感じてしまうということです。
これに関しては、もう苦笑いするしかありません(苦笑)。
ただ念のため言っておきますが、日本の声優さんのレベルは高いですよ。
あくまでも「ミスマッチ」ということを言っています。
逆にすごくマッチしていて、聞いていてとても心地いいことだってあります。
例として、私がすぐ思いつくのはクリント・イーストウッドと山田康夫のコンビです。イーストウッドの役はやや不器用で荒っぽいようなキャラが多かったのですが、彼の顔の仕草一つ一つに声をしっかりと合わせていて、声優の絶妙な技術にいつも驚かされていました。
あくまでも例の一つであってもっとピッタリの人もたくさんいるのでしょうが、吹替ならではの醍醐味とは言えますね。




クリント・イーストウッドと山田康夫のコンビはワクワクしていましたよ
5.吹替は画面に集中できる?
これも一見説得力ありそうな論調ですが、
正直言って「わけのわからない理論」で、何の説得力もありません。
むしろ吹替のほうが、声が気になって集中できません。
字幕は字を読む行為があるので、その分画面に集中できないというものです。実際に昔、映画好きな人が字幕を見てその後吹替を見る、そうすると見えていなかったものが見えると言われたことがあるんですよ。
一見あるあるのようですが、何度やってもぬぐえない疑問がありまして。
科学的には字幕見ているときはそうでない時に比べてみている映像が異なるという論文が示されているようです。
それって、当たり前ですよね?
実際にはそれによって脳がどう変わるかはまだ検証が必要であるようです。
字幕に必要がない日本映画はそこまで集中できるか?って。
集中できるかは脳の回路が人によって違うので何とも言えません。
実際に音楽をBGMで流すと仕事に集中できるという人もいるし、BGM嫌いで無音でないと仕事に集中できないという人もいます。
また、集中して鑑賞していなかったけど今にして思えば思い出に残る映画だったなんていくらでもあります。
映画鑑賞の素晴らしさはいつまでも思い出に残る、人生の糧になるということを考えると、集中できるかはあくまでもプロセスの一つでしかないのです。
どちらでもない選択肢もあります

字幕でも吹替でもない選択肢だってあります
字幕でも吹替でもない、新たな選択肢
洋画は一般的に「字幕」か「吹替」のどちらかを選ぶのが普通ですが、もう一つの選択肢があります。
それは「そのまま、現地の言語で鑑賞する」というものです。
そのまま日本語がない状態で鑑賞するのも違う視点で楽しめます。「英語ができる人はいいけど、全く英語なんてわからない!」という方多いかと思います。
実際には物語の詳細を把握するには不完全なところもありますが、そこに新たな楽しみ方があるのです。
例えば『死ぬまでに観たい映画1001本』のリストでも、日本では未公開の映画がたくさんあります。それ以外にもカンヌ国際などの映画賞の作品でも、日本未公開の映画が数多くあり、そういうものを見たいという場合は
日本語しか知らないけど「何言っているかわからない新たな大気圏」に突入しなければいけません。
言葉がわからなくても伝わる「感覚的な理解」
もし、あなたが全く言葉がわからないままアメリカやスペインといった異国の地に放り込まれたらどうなるでしょう?
おそらく、言葉の意味を完全に理解できなくても、相手の表情や仕草、声のトーンなどから何を伝えたいのかを感じ取ろうとするはずです。それは、映画の世界でも同じです。
映画を字幕や吹替なしで鑑賞すると、さすがに画面に集中するしかないですよね?(笑)
俳優の感情や演技、映像が伝える力をより身近に感じ取ることができます。
物語を完全に追うことは難しいかもしれませんが、そこにある「空気感」や「感覚的な理解」を通じて、案外違う視点を見ることもできるのです。
オススメはスペイン語圏の映画
特にスペイン語圏の映画は、言葉がわからなくても比較的楽しみやすいかもしれません。
彼らの演技はオーバーリアクション気味で、キャラクターの関係性やストーリーの方向性をつかみやすいことが多いです。
悪役やヒーローが誰なのかも、表情や仕草から自然と理解できるでしょう。
例えば「No se aceptan devoluciones」というメキシコの映画です。


No se aceptan devoluciones
2013年メキシコ
監督:エウヘニオ・デルベス
画像引用元:Filmaffinityより
この映画はシネマスコアA⁺にもなっている評価の高い作品ですが日本未公開です。コメディ系ホームドラマで、監督は主役も兼ねています。この映画はのちに「あしたは最高のはじまり」としてリメイクされています。
なお、監督のエウヘニオ・デルベスは「コーダ あいのうた」で先生役として出演をしています。
これは一例ですが、慣れればけっこうおもしろい作品もあります。
語学の勉強としては…
わたしは「映画鑑賞で語学力が飛躍的に伸びた」という話を聞いたことがありません。
字幕や吹替なしで映画を観ることは、語学の勉強になるという意見もあります。
しかし、個人的には映画鑑賞を語学学習の手段として活用するのは、効率的ではありません。英語学習屋さんが言うのであれば、やるのなら他と組み合わせながらという意味です。
映画は言葉を学ぶ場というよりも、心を満たし、新たな視点を提供してくれるものです。

映画は理解するのではなく感じることです。
あれ?よく考えたら淀川長治さんと同じこと言っている…
日本の映画で字幕鑑賞をする!?
これは邦画嫌いの人とかには一度試してみて欲しいのですが、配信サービスでは「Netflix」と「Hulu(フールー)」においては邦画でも字幕付きの鑑賞ができるようになっています。実はこれがなかなか使えます。
Huluはこちらで本来は「耳の不自由な人向け」というコンセプトなのですが、邦画とかは普通に鑑賞してもいいのですが音を消して字幕だけつけてもそれなりにストーリーを把握することは可能です。
日本映画と海外映画の特徴の違いがよく出ていたりして、実は新しい発見が出来る場合もあります。
日本映画はこれだからな~と思う瞬間…
BGMの大音量によって大事なシーンの邪魔をしている。
余計なセリフが多い。
いちいちセリフで説明している。
といったような、普段は気づかないところもあったり、新発見がありますよ。
なお、日本映画はなぜつまらないのか?という記事はこちらです。


行き着く先は、どっちで鑑賞しても変わらない
字幕も吹替も、個人の個性や特性、理解度はみんな違うのは確かです。よって、軽々しく「どっちでも見たいほうでいいじゃないか」という短絡的なお話をするつもりはありませんが、どちらがいいのかという正解はありません。これも事実です。
映画も、基本的には映画館で見たから、家で見たからというのも印象に強く残っていれば同じだし、こんなわたしも吹替で見た映画が、いまだに強く記憶に残っている作品など無数にあります。
映画は人生の糧になるような、当たり前の喜怒哀楽を表現でき、心の潤滑油になる最高の娯楽であることには変わりはないのです。
また、好きな映画は字幕も吹替もどちらも見るのはおすすめです。
洋画では字幕と吹替どっち?まとめ

この記事では、洋画鑑賞で必ずといっていほど論争になる「字幕と吹替どちらがいいのか?」について解説しました。
字幕映画は本を読める感覚で映像に入るのが心地がいい。
しかし小説を耳で聞くことで心地よさを得られる人は吹替がいいでしょう。
映画を見るときにぜひ意識しながら鑑賞してみてください。違った世界感が得られるはずです。
字幕も吹替も、映画鑑賞に最適なVODを選んでいきましょう。こちらの記事でまとめています。



ちゃんと字を読んでいくのがむしろ刺激になるんだね







良い映画ライフを過ごしてくださいね
映画鑑賞はどんなメリットがあるんだろう?というのをこちらの記事にまとめました。






おすすめ映画は自分で選ぶコツがあります
おすすめ映画を自分で決めて選ぶコツがあります。というのをこちらの記事にまとめました。

