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【知れば楽しさは2倍速】映画の早送り視聴をやめるべき理由を教えます

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かんとくさん

今日も映画を見るぞ

あおい

いいですねえ

かんとくさん

でも忙しいから、おうちで早送りで映画を見たら時間が短縮されて効率がいいんじゃないのかな

あおい

映画の早送り視聴はおススメしませんよ

映画鑑賞をあなたの生活に活かされていますか?忙しくて映画もつい早送りで見てしまう。

そしていつの間にか、それが当たり前になっていき本来の楽しさが見えなくなってしまう。

いきなり結論ですが、映画の早送りはやめたほうがいいですよ。

【この記事ではこんなことがわかります】

  • なぜみんな映画の早送り視聴をするのか考察します
  • 映画の早送り視聴はやめたほうがいい理由を解説します
  • 早送り視聴をしなくても、楽しい映画鑑賞の方法がわかるようになります 

本来の映画鑑賞の魅力をもう一度考えて見ましょう。

最近は動画配信サービスにおいても早送りしながら視聴できる機能が備わっていて、早送り視聴が日常的になっているケースもあるのではないでしょうか。

私自身も、かつて早送り視聴をしている時もありました。しかし実際にそうやって鑑賞してきた作品はあまり印象に残っておらず、忙しかろうが早送りをしなくとも問題なく鑑賞出来ております。

間の長いシーンが連続するような映画などは、ついつい早送りをしてしまいたくなる人も珍しくありません。しかし長い目で人生の充実を図るならもう一度、本来の映画鑑賞のメリットに立ち返ってみましょう。

タイパだからといって早送り視聴をするのは、逆にパフォーマンスを下げてしまいます。

2倍速で視聴しても感動や楽しさは2倍速にはなりません。

※最初に断っておきますが、どのように鑑賞しようが自由であるというのは承知です。どんな形で見ようが別に犯罪ではありませんし、不道徳なこともありません。この記事ではあくまでも、心に残る映画鑑賞を楽しんでもらうための方法を提案しています。

目次

映画の早送り視聴をやめるべき簡単な理由

早送りで映画を見ると何が損なわれるのか

人間の体内には一定のリズムが刻まれている

まず、人間の生活にはリズムがあります。心臓だってずっと同じリズムを刻んでいます。10秒数えてとみんな秒速計測を刻んでもみんな同じです。時間の早さを変えることはできません。10分待ってと言われれば時間は勝手に8分になることはできません。一日24時間を変えることはできないし、一年は365日というのも変えられません。人間の行動によって時間調整はできるかもしれませんが、体で動いているリズムは変えようがありません。

人間は生まれながらにしていくつかの生態リズムを持っています。『サーカディアンリズム』というものですが、簡単に言うと体内時計で、24時間周期で上手く体が調節されるようにできています。24時間はみんな同じリズム、さらに一時間は60分、そして一分は60秒、当たり前ですがこれはみんな同じです。そんな当たり前のリズムで生きています。このリズムを体感できるのが映像体験の素晴らしいところなのです。

そして倍速視聴をすると画面上の動きや音声の速度が不自然になってきます。これによって、感情的な反応が少しズレてきたり、又は薄くなってきたり、それが徐々に耳や目にストレスになっていきます。そうなってくると、心が落ち着くことが出来なくなってくるのです。

実はかえって気持ちが焦ってくる現象にもなり得ます

だいたいは家とか、PCやスマホでの視聴で早送りを活用する人が多いと思うのですが、実は大抵の人はなぜか、早送り視聴をすると「早く終わらないかな」と考え出してせかせかしてきます。そして前につんのめるような気持ちになって視聴時間を気にしたり終了までの残り時間をカウントしたりと、学校の授業時間みたいな気持ちになってくるんですよね。さすがにこれでは逆効果で、ストーリーを知る為だけの目的になってしまうのです。

本来は映画はストーリーを追うものではない

映画はいい脚本がすべてだと思っている人が多いようですが違います。基本はストーリーを追いかけるものではありません。仮にそれを無視しても例えば心に残るシーンがあったとか、見た人の心が育まれることが一番の映画鑑賞の効果です。

そもそも映画っていうのは本来あらすじを追うものではないと思っています。あらすじを追うだけであれば十分早送り鑑賞も考えられますが、仮に映画好きな人であってもほとんどの人が勘違いしているのですが、映画の目的はそこの世界観に入りこむことと、それによって人生の糧になるというのが大きなメリットになります。

例えばわけのわからない映画でよく意味が解らなく見終えたとしても、数年たってあの映画のあのシーンが今でも頭から離れないとか、なぜがずっと記憶に残るシーンがあったという事は多いです。根本的にわからないお話だから面白くなかった映画だったとしても、その映画で見たワンシーンでいつまでも記憶に残っているというようなことです。これもまた映画の醍醐味です。早送り視聴はそんな感情すらも殺してしまう事になりかねません。

映画はあくまでもその映像から入ってくる雰囲気を楽しむものです。早送りで鑑賞するという事は、その雰囲気を楽しむのを犠牲にしてあらすじだけサクッと見てしまおう!という行為で、仮にそれで面白いお話だったとしても、ずっと頭に残っているかと言われれば到底無理なお話です。

脳を酷似するのでストレスになります

専門家によれば、私たちの脳が目や耳から入ってくる情報を処理するとき、特に大脳新皮質と呼ばれる部分が使われる。大脳新皮質には太い神経が多く通っているため、非常に速い速度で情報を得てもある程度はついていけるという。そのため勉強など単に情報を受け取るだけの作業であれば、通常の2倍程度の速さまでなら脳が情報を素早く処理できるのだとか。一方でドラマや映画といった感情が伴う情報処理については、脳が感情を伝達する物質の処理に時間をかけてしまうため、倍速で映像を見ると感情の伝達が遅れてしまい、結果、ストーリーを追うだけの視聴になってしまうという。
さらに倍速視聴をする時、私たちの脳は情報を集中して処理しようとするため、無意識にストレスを感じているそうで、特に寝る前に倍速視聴を行うと不眠症や睡眠障害につながることもあると専門家は指摘した。

カズレーザー 『倍速視聴』が脳や睡眠に与える影響と – entax

目的は一つとは思いませんが、心を穏やかに過ごすための趣味として映画を活用するのなら、やはり早送り視聴は考え直した方がいいのかもしれません。

YouTubeを見るのとはやっぱり違うのです

例えばYouTubeなどで、ユーチューバーのお話を早送りでというのはある意味マストになっています。但し、YouTubeでは全く目的が違うわけで、目的は悩みを解決したり(ブログと同じですね)お話を聞くだけで価値を生み出すものが多く、早送りされることを前提にした編集も多いですね。

おともだち

YouTubeもショート動画を好む人も増えているね。

早送り視聴でも記憶はさほど変わらないとも!?

何でもかんでも良くないという話しでもなく、ポジティブなこともあります。

アメリカの研究があって、この研究では、学生たちが倍速で講義ビデオを視聴することによる影響を調査しました。結果として、倍速視聴が即時および遅延理解にほとんど影響を与えないことがわかりました。特に、視聴速度が通常の2倍を超えるまでは、理解に顕著な低下は見られませんでした。また、複数回の視聴(倍速で2回視聴するなど)も、学習に有益な影響を与えることが示されました。

これはある意味、倍速での映画やビデオの視聴が必ずしも学習に悪影響を与えるわけではないことを示唆しています。倍速での映画やビデオの視聴が必ずしも学習に悪影響を与えるわけではないことが見えてきます。

https://newsroom.ucla.edu/releases/learning-while-speed-watching-class-videos

UCLAの研究

これはある意味、内容を理解しようというのなら確かに早送り視聴は合理的ではあります。

そもそもなんで早送りで見ようとするのだろうか?

タイムパフォーマンスの罠

映画鑑賞をする時、最近は早送りをしながら映画鑑賞をするという人がすっかり珍しくなくなってきました。2時間の映画を1時間30分で見終えることができれば時間の節約になるというわけです。

これは「タイパ」と言われているもので、最近は時間を節約して有効に使いましょうみたいなマニュアルが正しいかのようにうたわれています。

このお話は2022年に「映画を早送りで見る人たち」という書籍も出て話題となりました。この本の中でも、映画は早送りで見るという著名人もたくさん登場します。

映画を早送りしながら見ても心に残ったり記憶に刻まれたりする濃度が薄れてきます。これならネタバレサイトで内容を確認して終わらせても一緒じゃない?と思うほどです。

映画の早送りは何の意味もありません。

確かにあらすじを理解することはできるし、それが目的であればタイパにもなるでしょう。しかしそれだったらYouTuberの翻訳やら、トークと変わりありません。

この記事にあたって参考になった書籍です。興味のある方はどうぞ。

話題についていきたい!?

最近「Z世代」のあり方というのがよく話題にされます。最近の著書「映画を早送りで見る人たち」でも、そのような話がありました。しかし世代関係なく、早送り視聴は慣れてしまえば、むしろ普通の鑑賞ができなくなってしまうくらいの中毒性もあるようです。

その中で気になったのは、根本的に奥底の中には「話題についていきたい」や、「とりあえず話題の映画は見ました!」という実績が欲しいというのが本音であるようなのです。本心では、話題の映画を見ないとお話についていけないというのもあるのだと思います。

学生の時は正直、わからなくもないお話です。私も高校生の時などは、友達の影響で音楽を聴いたりドラマを見たりというようなことが少なくありませんでした。

気持はわかるのですが、本来の映画視聴の目的をもう一度考えてほしいのです。

映画鑑賞の記録サイトを見て影響

映画鑑賞サイトでの影響この早送りがなぜ定例化してきたのかと言うと、一般的には現代の若者はみんな忙しいという概念があるようですが、確かにそれも理由のひとつだとは思います。ここからは独断と偏見が入っていますが個人的には

「映画鑑賞の記録サイト」の影響もあるかなと思っています。

例えばFilmarksフィルマークス)などのものです。あれは日本でのほぼすべての映画を網羅しているといっても過言ではないかもしれません。コミュニティもできて、更には各動画配信サービスに紐付けされていて非常に使い勝手が良いです。これを筆頭に、映画鑑賞記録サイトで自分の映画記録が出来るよになっています。実はあの見た数字こそが人間の本能を刺激するマジックになっており、例えば99作品記録が埋まった次は早く100を達成したくなるでしょう。このように、この急がせることも早く映画を見終えようと拍車をかけています。

あれも今はSNSの機能がありますので人間の心理をうまく突いたものだなと感心しますよね。最近は各動画サービスとの紐付けも充実しており飽きさせないレビューサービスとなっていますね。

早送りをせずに映画を楽しむコツ

映画鑑賞で自分がどうなっていくのかを考えてみよう

このサイトは、映画を見ることによって心の調整をはかっていきましょうということをお伝えしています。

体を鍛えるとき、どんなことをするでしょうか?運動をするでしょう。また、ジムに通うという選択肢もあるでしょう。ダンベルを購入して家でせっせと体を鍛えようかなとも考えるでしょう。もっと手軽に、ジョギングにでも行こうかなと思うこともあるでしょう。

これらはすべて、自分の体を調整しようとして、または健康な体を目指そうとし、その対策として考えす。最近とくに体がなまってきたなとか、人間は本能的に危機感を持つものなので、そうやって体を整えようとするのです。

心も同じことが言えます。

実生活においては心をうちひしがれるようなこと、誰でも経験するものです。それどころではなく、ひょっとしたら自殺したいとか考えてしまうことがあるかもしれません。

そんな時、映画は必ずあなたの見方になってくれるのです。

人間は様々な感情というのがあります。嬉しい時や悲しい時、もしくは人を好きになった時や恐ろしくてびくびくしている時、そして怒る時、人間だれしも持っている感情ですが、ただし現代ではそれを素直に表現してはいけない場面が多くあります。というか、特に日本人ならば家で一人でいるときでもなければ大半は感情を押し殺しながら活動をしているのが普通です。悲しいですがこれが現実であり、その中で嬉しいことが出てこなかったり、他人に押しつぶされて無気力になったりと、ストレスとも逃れられないほどみんな窮屈しています。

そんな疲労困憊の状態から普通の精神に心を戻すため、映画は活用できるのです。

ただ面白いだけではなく、映像から感じ取った感覚を自分が実際に表現していく。この繰り返しで徐々に心の豊かさを取り戻していくのです。

こんな風に利用できるのが映画です。早送り視聴は、そんな体験ができないまま貴重な時間が過ぎていくだけになってしまう可能性があるのです。

考えながら鑑賞するのが刺激になります

映画を見ても、自分の頭で考えなければ内容がわからない事もけっこうあります。しかしそれもまた刺激になります。最近は考えなくてもわかりやすいように、あえて台詞を多くしたり、リアクション一つ一つに擬音をいれたり、はたまたナレーションを入れたりと、特に邦画では顕著になっています。

昔の名作映画って考えなければわからないことや、今でも考察サイトなどを読んだりしてようやくわかるような作品が多いのですが、最近はそういうものはハリウッドでも敬遠されている様子です。しかしあえて考えさせることが脳の刺激になっていることも少なくありませんし、そうやって得たものが何年も記憶に残っていたりします。

映画は単に物語がどうとかだけではなく、映像美だけでも価値はあります。極端なことを言うと食事中のシーンが印象に残ったとか、のどかな田園風景に電車走っているシーン見ていいなと感じるなど、あなたをそこに連れて行ってくれる効果もあります。お話はよく覚えていないけどなぜかそのシーンだけは覚えているとかでも、充分映画ライフを楽しんだとも言えるのです。その繰り返しであなたの心が調整されていきます。

ストーリーを追うだけでなく、そういった映像が心に入ってくる感覚を楽しんでほしいのです。

何回かに分けたっていいのです

家でテレビや動画で映画鑑賞される場合は、なかなか時間のないなかで、二時間ずっとテレビの前に座っているのがいろんな制約で厳しいのかと思います。

映画を分割して数日かけて見るというのは全然ありです。例えば二時間映画があったとすると、それを四日間をかけて一日30分ずつ見たっていいんですよ。だって話の流れも大事な要素だとは思いますが、何よりも映画の画像が提供してくれるその場に入り込む要素があれば充分楽しめるのです。

展開がベッタベタで決まった流れの内容じゃないか!なんていう作品もありますね

とはいうものの、やはりお話によってはもう決まりきった内容で普通に見ているのは苦痛だよ!!という場合もあるでしょう。実はその気持ちもわかります(笑)。

例えば特にB級邦画の恋愛物なんかだとありがちですね。最近は洋画でもマーベル系もそういうところあるかもです。あれはアクションが見応えがあるからマシですが。最近はわたしもこういうのあまり見なくなりましたが、それでストレスがかかるんだったらある意味しょうがないって感じですかね。。。

いったん立ち止まって見るのを止めるか、自分がなぜこんな気持ちになってしまうのだろうといったん考えてみることをおススメします。深掘りしていくと、普段の仕事とか私生活でも家事育児や家族サービスや友達の付き合いとかで、少し追い込まれた時に早送り視聴する人が多い気がしますね。

まとめ

今回は映画を早送りで見るのはおすすめしない理由を解説しました。

  • 人間は決まったリズムを刻んでいるので、それを変えるのはストレスがかかる
  • ストーリーと一緒にもっと情景を楽しんでほしい
  • タイムパフォーマンスに呑まれないようにしたほうがいい
  • 映画は記憶に残るとずっと自分の心を調整してくれることがあります

早送りで見ていいのはTSUTAYAの店員ぐらいのものでしょう。

それは昔の話かもですが。

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