今日も映画を見るぞ
いいですねえ
今いい映画を見たけど泣けないんだ
泣けなくても問題ありませんよ
いい映画だったけど感動しなかったよ。これはおかしな話なのかなあ?
おかしな話ではありませんよ
映画には、感情を揺さぶられるようなお話がたくさんあります。
感動ドラマや悲しい終わり方などで涙を流すこともあり、映画を見て泣いたことは誰でも一度や二度は経験するでしょう。
しかし、みんなと同じように感動しているにも関わらず、泣けないという人もいます。
それはおかしなことなのでしょうか?
この記事ではこんなことがわかります。
- 映画を見ても泣けないのはおかしいことではありません。
- 映画見ても感動しないのはおかしいことではありません。
- 泣けなくても、感動しなくても映画はいいものです。
映画で泣かなくても、感動しなくてもいいのです。
さらには
映画を見て泣けないのはおかしいと言われたときの対処法
映画は感動するものだという先入観を解く方法
みんなは泣けるのにあなたは泣けないことでおかしな人認定にされそうになった時の対処法
もあわせてお伝えします。
映画で泣けなくても問題なし!楽しむための視点を考えてみよう
映画を感動するものだと考えると損をします
正直言言って感動などしなくても記憶に残るシーンは存在します。いやむしろ、
映画って感動するものでしょ?と考えている人は、映画の楽しさを30%くらいしか享受できていません。
決して、感動して泣いたことを否定する意味合いではありません。
映画を「感動するもの」と決めつけてしまうと、他のことに気がつかなくなります。
そんなわたしも映画を見て感動して泣くことはあります。
映画はエンターテインメントでもあり、感情を揺さぶられるのはありますが、驚きや笑い、新たな発見や知識をもらうこともできます。
アクションシーンの迫力や、登場人物の機知に富んだ会話、複雑なプロットの展開もそうでしょう。
また、監督や脚本家が緻密に練り上げた映像表現や隠されたメッセージなど、考えることによっての快楽も映画の醍醐味でもあります。
これだけでも感動とはまた違う新たな体験を得ることも可能です。
感動しなくても記憶に残るシーンはある
映画は感動だけではなく多様な楽しみがある
アクションや会話、複雑なプロットも楽しめる
映像表現や隠されたメッセージの楽しさ
映像表現や隠されたメッセージの楽しさ
映画はいろんな楽しみ方があるんですね
映画は、多面的に楽しむことができるアートの一つなのです。
あなたの現在の心境で感想は変わる
あなたが今、どんな状況に置かれているかで映画の感想が変わってくることは珍しいことではありません。
映画を見る心境は、万華鏡のようなものです。同じ作品でも、見る人、見るタイミングによって、異なる景色を見せてくれます。
例えば、仕事で大きなプレッシャーを感じていたり、人間関係で悩んでいたりと、心の状態が不安定な時。そんな時に見た映画は、登場人物の悩みや葛藤が自分自身と重なり、より深く心に響くでしょう。
映画と現在のあなたを置き換えることが大切ですね
逆に、恋人と幸せな時間を過ごしたり、仕事が充実しているなど心が満たされている時は、映画の世界を楽観的に捉え、希望に満ちた気持ちになれるでしょう。
なぜ、私たちの心境によって映画の感じ方が変わるのでしょうか?
それは、映画が単なる娯楽作品ではなく、私たち自身の心の投影でもあるからです。
映画の世界に没入することで、自分自身と向き合い、新たな気づきを得ることができます。
映画鑑賞は、単に時間を過ごすだけでなく、自分自身を深く理解するための貴重な機会でもあるのです。
様々な作品に触れ、自分の人生を模索するため、映画は最善のパートナーになりえるのです。
心境によって映画の感想が変わる
不安定な時は感情が重なりやすい
心が満たされている時は楽観的になる
映画は心の投影
映画鑑賞は自己理解のチャンス
重要とはいえない、どうでもいいような場面が意外にも心に残ることがある
映画には基本的に起承転結もあって、その物語を占ううえでの重要な場面があります。
しかしそれは、誰かがヒントを教えてくれるわけでもありません。前もって、絶対に目を見開くべき場面と流し見するとかトイレタイムでもいいよか、そんな場面を教えてくれる人はいません。
それゆえ、どこがどう大事な場面なのかは各個人にゆだねられます。
つまり意外なシーンがずっと記憶に残ることが往々にしてあるのです。
普段の生活でも記憶に残るのは必ずしも大きな出来事ばかりではなく、何気ない日常のひとコマが、後になって鮮やかに思い出されることがありますよね?
映画も同じように、物語の合間に挿入される、何気ない風景や会話が、観る者の心を灯すのです。
あなた自身の心の奥底にある何かと共鳴したのかもしれません。
登場人物の何気ない仕草や、背景に流れる音楽、あるいは、一瞬だけ映る風景などが私たちの心に深く刻み込まれることがあります。
例えば、主人公が朝食を食べるシーンや、道端で何気なく立ち止まって空を見上げるシーンなど、一見すると何でもないように思える瞬間が、その後の展開を暗示したり、キャラクターの心情を表現したりしていることがあり、それが今後のあなたの人生のヒントになることもあるのです。
何気ないシーンが有名な名場面になっている映画も多くありますね
映画の重要な場面は人によって異なる
意外なシーンが記憶に残ることが多い
日常生活と映画の共通点
シーンの背後に隠された意味
映画鑑賞は自己洞察の機会
映画鑑賞は、単に物語を体験するだけでなく、自分自身を見つめ直す機会なのです。
映画はロングゲーム!10年前と現在では感想が異なります
映画に対する私たちの評価は、時とともに変化します。
「昔見た懐かしい映画。あの時あんなに楽しかったのに、今見ると、「あれ、こんな映画だっけ?」と感じてしまった。
こう思ったこと、ありますよね?
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
映画鑑賞は、単なる娯楽にとどまらず、私たち自身の成長や変化を映し出す鏡のようなものだからです。
年齢を重ね、様々な経験を積むにつれて、映画に対する解釈や感情移入の仕方が変わってくるのです。
例えば、中学生の時に、初恋の人がいるとかの人が学園もの恋愛映画を見ると、深く感動するかもしれませんが、中年になって同じものを見てもまったく感動しなかったりするでしょう。
逆もしかり。10年前、恋愛映画を見て「甘すぎる」と感じていたものが、今は「切ない」と感じられるかもしれません。これは、恋愛経験を重ね、その感情を深く理解できるようになったからでしょう。
また、子供の頃に見たSF映画が、大人になって科学的な知識を深めることで、より深く理解できるようになったり、新たな魅力を発見したりすることもあります。
子供の時に全然意味が分からなかった映画が大人になって意味が分かって深く感動することありますよね
映画は、一度観ただけではその魅力をすべて理解できるものではありません。
時を経るごとに、私たちの心境や社会状況が変化することで、映画に対する解釈も深まり、新たな発見があるはずです。
時間と共に映画の評価は変わる
映画鑑賞は、成長や変化を映し出す鏡
感動の変化の例、恋愛映画など
知識の変化が映画の理解を深める
映画の魅力は一度の鑑賞ではすべて理解できない
映画はまさに人生の「ロングゲーム」を体感する娯楽なのです。
あなたが映画の世界に入って感情を確かめてみましょう
一番いいのは、あなたが映画の世界に入っていって感情を確かめることです。
実際にスクリーンに入ることはできませんが、その作品の世界観に入っていけることはできますよね?
ただ映像を見るだけでなく、五感を研ぎ澄ませ、まるでその世界に生きているかのように感情を体験できる特別な体験でもあります。
映像、音、言葉、音楽など、様々な要素が組み合わさって一つの世界を作り上げています。私たちは、これらの要素に五感を刺激されることで、登場人物の感情に共感し、物語に没入します。
例えば、悲しい場面では、登場人物の表情や音楽から悲しみを感じ、涙を流すかもしれません。逆に、喜ばしい場面では、心から喜びを感じ、笑顔になるでしょう。
また、アクション映画などでよく感じるハラハラドキドキする場面では、心臓がドキドキしたり、思わず声を上げてしまうこともあるかもしれません。
映画は、私たちに現実世界では味わえないような貴重な体験を提供してくれます。スクリーンを通して、様々な感情を味わい、自分自身の心を豊かにしましょう。
映画の世界観に没入することが大切
映画鑑賞は五感を使った特別な体験
シーンに応じた感情の変化
アクション映画では緊張感も体験できる
映画は現実世界では得られない感情を体験できる
感動して涙を流すのは、表現の一つでしかないのです。
映画を見て感情が揺さぶられるのはいいことですよ
なお、いい映画の概念って何だろう?という記事をここに詳しくまとめています。あわせてどうぞ。
映画で泣けるか泣けないかのメカニズムを解説します
何で泣いてしまうのか?メカニズムを解説
前提として、泣きやすい人とそうでない人の差はあります。この記事の目的は、医学的なことを解明しようという趣旨ではありません。
ここでぜひ守っていただきたいことがあります。それは、
同じ場面で泣ける人泣けない人
そもそも、どうして映画を見て泣くのでしょうか?
それは、私たちの脳が映画の情報をどのように処理し、感情に結びつけているかによって異なります。
例えば、悲しいシーンを観て、過去の辛い経験を思い出したり、登場人物の境遇に共感したりすることで、涙がこぼれることがあります。
他人の感情に共感しやすい人は、映画の世界に入り込みやすく、涙を流しやすくなります。
過去のあなたの経験が、映画のシーンと結びついたりします。
感情表現が豊かな人や、感受性が高い人は、映画に感情移入しやすく、涙を流しやすい傾向があります。
脳の構造や働きにも個人差があり、これが感情の感じ方や表現に影響を与えている可能性があります。
涙を流すことは、単に感情の表現だけでなく、心身をリフレッシュさせたり、ストレスを軽減したりする効果も期待できます。映画を観て泣くことは、心の健康維持にはいいことなのです。
泣いてしまうのが男女で違う理由
そもそも男性と女性では、泣くか泣かないかの格差があるのも、科学的根拠があります。
脳の構造: 男性は視覚的な情報処理が得意で、女性は聴覚的な情報処理が得意と言われています。映画を観る際、女性はセリフや音楽に、男性は映像に重点を置いて感情移入する傾向があるかもしれません。
ホルモン: 女性ホルモンは、感情の起伏を大きくすると言われています。そのため、女性は男性よりも感情に揺さぶりやすく、涙を流しやすくなる可能性があります。
年を取ると涙もろくなるのはどうして?
簡単に言うと、脳が弱ってくるからです。
年を取ると涙もろくなる主な科学的理由は、脳の機能変化にあります。加齢に伴い、前頭葉の機能が低下し、感情を抑制する能力が弱まります。
前頭葉は感情のブレーキの役割を果たしていますが、その機能が衰えることで、感情をコントロールしにくくなります。
人生経験などの心理的な要因もありますが、ここでは科学的な観点でお知らせします。同時に、年を取ると感情的になったり怒りっぽくなったりという変化がおこるのも同じような理由です。
泣くのはストレス解消にもなるので、泣きたいときは思いっきり号泣してくださいね
ストレスやその場の心理的要素も影響します
映画を観て涙を流すかどうかは、映画の内容だけでなく、私たちの心の状態も大きく影響します。
ストレスを感じている時、私たちはより感情的になりがちです。そのため、普段は泣かないような場面でも、涙が溢れてしまうことがあります。
映画は、ストレスから一時的に解放されるための手段の一つであり、映画の世界に没入することで、心の癒しを求めているのです。
映画館という特別な空間も、涙を誘発する一つの要因です。暗い空間、大きなスクリーン、そして周囲の観客の存在は、私たちを映画の世界に引き込み、感情移入を促します。
また、一人で観るのか、誰かと一緒に観るのかによっても、感じる感情は大きく変わってきます。
よし、感情に素直になるぞ
いいことですねえ
映画で泣けないのは普通のこと!強制されるいわれはありません
この映画で泣けないのはおかしい!なんて言われて泣く人いる?
正直言って、「この映画は泣けるから絶対に見て!」と言われた映画で実際に泣けることは、わたしは一度もないです。
実際に「泣ける映画〇選」のようなブログも多いですが、どの映画を見ても(だいたい似たり寄ったりの映画になるのですが)本当に泣けるか?という映画ばかりです。
面白いのは間違っていないし、いい映画だ、印象に残る映画だ、までは共感できたとしても、じゃあ泣けますか?と言われると話は別でしょう。
一種の「ブーメラン効果」かもしれません。勉強しなさい!と親に言われる子供は勉強しなくなる現象と同じかもしれません。
しかし、一方的にそう決めつけられて納得する人の多いこと。
映画の感想で「決めつけの思想」は危険な発想です。
映画の考察でも、発想が全く違うとか、答えがあるかのように言われたり、
「それは原作を読んでいないからわかっていないんだ!」とかいう人がいますが言語道断です。
答えがないのが映画のいいところです。
映画監督の意図と全然違う感想を持ったら、自分が間違っていたと解釈する人がいますが、間違えていて何が問題なのでしょうか?
そういう発想こそが楽しい映画ライフを遠ざけてしまうのです。
泣けるか泣けないかも、作品どうこうよりもあなたの今現在置かれている生活感覚でいくらでも変化していくので、泣かないあなたがおかしいのでは?という発想は捨てていただきましょう。
「泣ける映画」と言われても実際に泣けるとは限らない
ブーメラン効果のような心理現象
強制されると逆に泣けなくなります。親に勉強を強要される子供と同じ心理ですね
決めつけの感想は危険
- 映画の感想を決めつけるのは危険な発想であり、自由な解釈が大切。
映画の考察に答えはない
- 監督の意図と観客の感じ方が違っても問題なく、映画に答えはない。
泣けるかどうかは生活感覚で変わる
- 泣けるかどうかは、その人の現在の生活状況によって変わるため、「泣かないのはおかしい」という発想は不要。
人に感想を強制するのはやめていただきたいと願わずにはいられません。
感動するから泣くわけじゃないし・・・
感動すること自体は何も間違えてはいません。しかし、
「感動するから泣く」という考えはおかしなものです。感動することと涙を流すことは別です。
感動は、心が大きく揺さぶられ、心が温まるような、高揚感や幸福感といったポジティブな感情です。一方、涙は、悲しみ、喜び、感動など、様々な感情が高まった結果として現れる生理現象の一つです。
泣くのは感情方法の一つでしかないのです。
感動した瞬間を振り返り、何が自分にとって感動的だったのかを具体的に考えることで、感動の記憶をより鮮やかに残すことができます。
感動した経験を言葉で表現したり、誰かに話すことも重要ですね。
感動することと泣くことはイコールではありません。
映画鑑賞の質を高めるためには、感動を深く味わうことが大切です。感動した経験を振り返り、言葉で表現することで、より豊かな人生を送ることができます。
補足しておきますが、感動するのは素晴らしいことですよ
感動のツボはみんな違うし、何の映画で泣くか語るのも水掛け論です
感動のツボはみんな違います。極端なことを言うと、単に食事して会話をしているシーンとか、トイレで用を足しているシーンで感動したっていいんです。
「あなたは何の映画を見て泣いたの?」となっても、例えばわたしが泣いた映画〇選とかやっても結局は水掛け論になってしまいます。
余談ですがわたしは、低予算の、おそらく数十万くらいの数日で制作されたエロいVシネマの作品で泣いたことがあります。
「これで泣けない奴いるの?」ということは「これで泣ける奴いるの?」という映画もあるでしょう。
みんなに合わせる必要などありません。感動のツボはみんな違うし、あなたの人生に映画を活かそうという趣旨からすると、もっと自分の気持ちに素直になるべきなのです。
なお、映画鑑賞のメリットは感動だけではありません。どんなメリットがあるのかこちらの記事で詳しくまとめています。あわせてどうぞ。
映画で泣けないのは普通であるまとめ
この記事では、映画を見て泣けなくても全然おかしなことではないということをお伝えしました。
この記事のまとめ
- 感動しなくても、いい映画は他の面でも楽しめる。
- 映画の感動の感じ方は、個人の心境やタイミングで異なる。
- 泣けるシーンや心に残るシーンは、人によって違う。
- 映画を楽しむ視点は「感動」だけではなく、驚き、笑い、新たな発見も重要。
- 感情表現や涙の感じ方には個人差がある。年齢や性別によっても影響がある。
- 感動は涙とイコールではない。泣くこと以外にも感動を深く味わえる方法がある。
- 人生の中で映画の評価や感じ方が変わることも多い。
結局は、どの場面で泣いてしまうかはみんな違うんだね
そういうことです
感動する、心が揺さぶられる映画鑑賞はおうちで気軽に楽しみましょう。おうちで映画を鑑賞するための動画配信サービスの活用の仕方をこちらでまとめました。あわせてどうぞ。
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