今日も映画をみるぞ
いいですねえ
でも最近、タイムパフォーマンスとかで時間の効率って言われているけど映画見るのも時間の無駄にはならないのかなあ
映画見るのは大好きなんだけど、こんなことを考えていませんか?
映画鑑賞は2時間も拘束されるから、その時間は無駄になってしまうのではないか。
家族からそんな無駄な時間を使うなと言われてしまった。
映画見たいけどやりたいこと多すぎて見る時間はない。
この記事では、映画鑑賞が時間の無駄とは言えない理由と、今後の人生に活かす映画鑑賞の考え方を解説します。時間がないとか忙しいとか、そんな現代人にピッタリの娯楽が映画鑑賞であり、その奥深さを解説します。
この記事を読めば、ますます映画が好きになっていくことでしょう。
この記事をわかりやすい内容で音声にまとめました。概要はこちらの動画をご覧ください。
映画鑑賞が時間の無駄にならない理由を教えます
ウォーレン・バフェット(カリスマ投資家)やビル・ゲイツなどは、よく映画を見たと公言しています。ビル・ゲイツはおススメ映画をSNSにアップしたりしています。マーク・ザッカーバーグも(Facebook創業者)妻のプリシラとよく映画を見に行くと言っていました。
また、よく稼いでいるビジネス系YouTuberも映画好き多いです。ほとんどの人はおススメ映画をどこかで紹介しています。
わたしも、昔仕事で中小企業の社長さんと取引していて仕事でお話する機会があったのですが、月に数回映画館には必ず行くという人が何人もいました。「仕事しなくていいのかよ!」なんて思っていましたが。
「映画鑑賞は時間の無駄」と力説しているビジネスマンは聞いたことがありません。
結論から申し上げると、この5項目が養われるからです。
- 自己投資になるから
- 心のトレーニングになるから
- 『考える』ことが刺激になるから
- 記憶に残るから
- 集中力が養われるから
では、詳しく深掘りしていきましょう。
自己投資になるから
まずは自己投資になることです。
そもそも「自己投資」とは何でしょうか?
簡単に言うと、自分自身を高めるために時間と費用をかけることです。人によってはそんな言葉なんて今更、という感じもあるでしょうが、大きなメリットといえば、自分で知識をつけることが大きな財産になり得るのです。
自己投資といっても目的はいろいろあるでしょう。知識をつけるのは大きな財産になります。人間性を磨くためというのもあるでしょう。ちなみに女性が化粧品にお金をかけて人間的に魅力になりたいというのも自己投資です。広い意味だと旅行などで見たこともない世界に触れるのも、価値観を広げるという意味で自己投資です。
映画はいろんな要素を持っていますが、一番言いたいのは知識という財産が手に入ることをここでは定義します。
それって「本」を読むのでもいいよね?と思いますよね?
確かに本も最強です。正解で成功している有名なビジネスマンは、大抵の人は異常なほど本を読んでいます。日本でもしかりで、富裕層ほど読書好きという傾向はデータでいろいろと実証されています。
わたしも本はよく読むようになりました。いろんなビジネス系の本も読みましたが、わたしが印象的で衝撃を受けた本といえば
『人を動かす』という本でした。
1937年に発売されて以降、全世界で1500万部以上売れているデールカーネギーのベストセラーの本で、今でもビジネス系書籍ではランキング上位にあり、ひょっとしたらタイトルだけは聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
その本の要約の内容は何と、、、
海外での多くの映画で伝えていることがそのまんまのことが書かれているのです。
これはどういうことかというと、たくさんの映画を見ると、例えばハリウッド映画であれば、演出もパターンとか大体わかってきます。わたしは映画見始めの頃、ハリウッド映画などでまず褒めてという演出に意味がわかりませんでした。演出の一つでよくあるパターンで、ちょっと席を外してくれと第三者を出させて、二人きりになって最初は褒めて、相手を持ち上げながらそれは違うといって相手をたしなめるような演出です。
わたしは最初、何をやっているんだろうかわかならかったのですが、こういうのを何年も何百本も映画を見ていくうちにだんだんとアメリカ人の人付き合いの知恵がわかるようになったのです。
つまり、ビジネス書籍で語っていることは、映画を大量に見ると同じようなことがわかるようになってきます。
また身近な一例として、
日本人は挨拶をしましょうと子供の時から教えられます。会社でも「おはようございます」といっても返す人もいれば何も言わない人もいます。わたしの肌感覚では、意外ですが大人でも半分はあいさつしない人ですね。子供の時から散々そう言われてきているはずなのですが、不思議なものです。とはいえ、どうして挨拶が大事なのか語れる人は多分ほとんどいないと思います。マナーとかそんなことではありません。
その理由、実は映画をたくさん見ると理解ができるようになります。
アクション映画や西部劇などでは多いのですが、知らない人同士が同じ場所にいなきゃいけない時など、自分で名前を言って、相手も名前をボソッと言ってみたいなシーン多いですよね。実は、挨拶をするのは「わたしはあなたに危険なことをしませんよ」という意思表示なのです。
つまり実生活においても、挨拶をするのは「自分はあなたに危害を加えるつもりはありません」という意思表示をすることによって相手は安心するわけで、お互い身を守るために大事な行動の一つだったのです。
こうやっていろんなことを知らず知らずのうちに知識が養われていく、それが映画の魔力なのです。
心のトレーニングになるから
心のトレーニングに映画は大きく貢献します。具体的に言うといろいろあるのですが、
喜怒哀楽を正しく出せる
想像力がつき、正確な審判ができるようになる
常識を疑えるようになる
に集約されます。
喜怒哀楽を正しく出せるとは、人間の当たり前の感情を当たり前に出せるという事です。笑う、泣く、怒る、びっくりする、もしくは喜んだり怖がったりするようなことです。
会社ではいつの間にか笑うことがなくなっているとか、いつも誰かに怯えているとか、現実社会ではこんなことが頻発します。ストレスになってくると経験ある人もいるのではないでしょうか?
わたしも昔会社の上司から、「会社って戦場に行くようなものでしょ?それをニヤニヤと笑うっておかしいだろ?社内で笑顔ってやめてくれよ」なんて当たり前に言われたことがあります。嬉しくても笑ってはいけないっておかしくないか?って思いましたが、誰も何の違和感ももちませんでした。その職場はいつも怒鳴り散らさないといけないような職場でした。ここまできたら、ちょっと何言っているのかわからないレベルですがそういう会社でした。
当然そんなことが続いていくと心は病んできます。しかし映画を見まくる事によって、徐々にではありますが解消されてきました。但し、トラウマは今でも残っていますが。
喜怒哀楽を出すのは人間がもつあたりまえの表現ですよね
想像力がつくというのは、正しくは自分の中で正しい審判ができるようになるという事です。
これは多くの人が自分で実感できていないような感じがします。自分が嫌いな人は、何をしても凝り固まってしまうような感じでしょうか?
例えば、
週刊誌で不倫スキャンダルで書かれた有名人が、その後支援活動をやったところで絶対に褒めないとか、日本の大臣が沢山ある法案でいいものが出ても絶対に褒めない。などですね。
人間、自分がきらいな物には凝り固まってしまう人が多数です。危険を察知すると警戒してしまうのが人間の本能なので仕方がないのですが、その中でもいいと思ったらそれを認めるのも、むしろ自分にプラスになって返ってきます。
常識を疑えるようになるというのは、視野が広くなるという事でもあるんですが、
これは簡単に言うと、ニュースなどで、最近はいろんな凶悪犯罪や、もしくはつい最近までは考えられなかったような事件や事故が起こるたびに多くの人は、「こんなことは想像していなかった」といいます。
要するに、想像できていないわけです。
わたしの友人でも車の運転をするとやや性格が変わる人がいて、いきなり道路に歩行者が出てきたり自転車が変なところや道路を走行しているとすぐパニック気味になって、こんな人は信じられないと叫ぶ人がいます。しかも何年も前からあるのに同じことを言います。
これは一例ですが、そんな人は普通にいるでしょ?って思うのですが、わたしの友人はそのように常識から外れることを理解ができないようでした。
ただし、これは生まれてからの育った環境によるものも原因があります。しかし、そんな環境で大人になってから映画を見まくっても視野を広く持つような発想に変えることは十分できます。
むしろ、大人になって性格は根本的には変わらないと言われています。本質的にはその通りかもしれませんが、映画を見まくって柔軟な発想に変わってくるのは大人になってからでも可能です。
『考える』ことが刺激になるから
これは映画鑑賞のメリットとしてわたしが思っている事でもあります。
映画は考えなければいけない事が多く出てきます。
意外に海外の実写映画では、表情一つでは伝わらない事も多く、考えなければ登場人物の心理がわからないことが多くあります。映画の中身をあれこれ考えているうちに日常を忘れるという効果もあります。
ミステリー映画では謎解きを通じてシナリオや伏線を考えるでしょう。
社会派映画では社会の本質や、一般的な日本の常識と比べてどうなのかも考えるでしょう。
SF映画でも、実際にこんなことがあったらと想像力をフルに働かせることでしょう。
そういった結果、考えることで想像力が働くでしょう。また、記憶力も高くなってくるでしょう。
また、この映画は何が言いたかったのか。映画には大抵は監督が言いたかったことというかメッセージがちりばめられているものです。それをどう受け止めるかというのも人によってさまざま、そういったことを考えるだけでも違ってきます。その結果鑑賞後にネタバレサイトや映画批評サイトを見たりする場合もあるでしょう。
そうやって考えていくうちに、思考力が鍛えられていきます。
記憶に残るから
これは映画鑑賞のメリットの中でも詳しく解説しています。
映画は何と言っても思い出のシーンは記憶に残ります。
わたしもあるのですが、よく、シーンだけは鮮明に覚えているのに映画のタイトルが忘れてしまって、どういうシーンかだけを検索して調べたことはありませんか?
あれは映画ならではでしょうね。ウラを返せば、タイトルは忘れたのに一部のシーンだけは何十年たっても覚えているとか普通にあるのです。これってすごくないですか?
しかも名作映画など、何十年たってようやく意味が解き明かされたというようなこともあります。インドア娯楽の歴史もとびぬけて古いのですが、何十年前の作品でもリマスター等で綺麗に蘇ります。
その映画の作品だけが持つ世界観は、印象に残りやすいですね
その大昔に見て覚えているシーンの残像で、人生の岐路に活かされることだっていくらでもあるのです。
集中力が養われるから
これは純粋に、2時間の映画をじっと見ることで集中力も上がってきます。お話に没頭した時とか、終わった後に無性に心地よくなったことは経験があるでしょう。まあ映画館と自宅といういろいろそこで議論が出てきますが、一応映画を見入ったという過程でのお話です。
普段、何もせずじっと長時間も見入ってしまうのは忍耐が必要になります。映画鑑賞でそういったことをくりかえすうちにだんだんと集中力が養われていきます。
ちなみにイギリスでの研究で、映画鑑賞で人の心臓に与える負担は、軽い運動に匹敵するという実験の結果があったそうです。
さて、こういうと「それってゲームも同じでは?」という疑問がありますね。
映画は起承転結のストーリーで終わりがあります。ゲームは数時間での終わりはありません。進めばどんどんドツボにはまっていきます。ゲームはいったんリセットしない限り延々と続いてしまうのです。
なお、現代人は2時間映画を鑑賞するのもキツイという人が増えている様です。けっこうそういう話題も増えています。合わせたかのように、「ディズニープラス」や「Netflix」では、短編映画の企画が結構あったりしていますが、あれはそういった現代の時代に反映させていますよね。
そういう人こそ「映画館鑑賞」は大きな効力を発揮します。強制的に遮断されますから。最近はそこでもスマホを使う人がいてマナーの問題とかいろんなことが言われていますが。
映画館でのスマホは自分が思っている以上にブルーライトがはげしく迷惑をかけるんだよね
個人的には、自宅でも、慣れればしっかりと集中力を維持するのは可能だとは思います。
充実した映画ライフを送るためのメソッド
映画鑑賞術は他の記事でも詳しく解説しています。ここでは時間の無駄にはならない映画鑑賞の考え方をお伝えします。この今までとは違う考え方をもつことで、映画の見方が変わってきます。
いい映画との付き合い方などは、ここの記事で詳しく解説していますので興味のある方はどうぞ
まずは記録をとっていこう
映画鑑賞の第一歩は、記録をとってみることです。
映画をたくさん見るようになってくると、見たこと自体を忘れてしまうことがよくあります。見たものを再度見ることになって、シーンの途中で「あれ?このシーンなんか覚えているんだが??」みたいなことが起こり得ます。
どんな媒体で記録をするかは、正直自分が把握できればどんなものでも構わないかと思います。
昔はノートに記録していたものでした。あれはあれで楽しかったのですが、今は映画鑑賞アプリがあるのでそれを利用するのがいいでしょう。どれも使い勝手も良く、かなり便利になっています。SNSを活用してもいいかと思います。
おすすめは、
「 KINENOTE(キネノート)」「Filmarks(フィルマークス)」「映画.com」あたりでしょうか。ほかにもいろいろありますが、とりあえずこの中から選べば間違いはないです。これ以外にも映画を容易く記録するアプリが多数あります。
批評やレビューのトリックには騙されないようにしよう
映画記録サイトを使っていて、批評やレビューなどいろんな意見を見ることが出てきます。ぜひ伝えたいのは、批評などの情報を鵜呑みにする必要はないということです。
ああいうのは、最新映画で人気がある、話題の作品などはほとんど高評価になります。
レビューを見ても、そういう作品に面白くなかった場合はあえて書かなかったりするケースも多いです。そして人と違う意見や突拍子もないような感想だと批判をもらう事も少なくありません。
ちなみに映画関係のブログにおいては、人気で世間の評価が高い作品を面白くなかったと書くと、ブロガーの大半の人は批判のコメントをもらうことを経験します。
基本的には、映画記録サイトはまず記録していくことから初めて見ましょう。
あのサイトも意見の交流があるのでわりとハマってしまう人も多く、のめりこみ過ぎて、意見の相違で言い争いになったり、または批判が怖くて本来の感想が書けなかったりなぜかがんじがらめになる人もいて、そうなってくると本来の映画鑑賞の目的とはズレていってしまいます。
「つまらなかったから時間の無駄」をもう一度考えてみよう
たくさん映画を見るとどうしても、「自分には刺さらなかった」ということが出てきます。簡単に言うと面白くなかったということですね。
わたしだってすべてが面白い映画だったわけではありません。びっくりするぐらい酷く感じ、最後まで見るのがとても苦痛になるようなレベルの作品だって何度も遭遇しています。
たくさん映画を見るとどうしてもそういった作品も出てきます。
面白くなかったと感じるものも、それなりの理由を探してみましょう。
意外に、たまたまその時に自分の気がのらなかった時に鑑賞したというようなこともあります。タイミングだってあるのです。
感情移入ができなかったとか、主人公の行動がイラっときたみたいなこともあるでしょう。しかし何らかの理由で全く面白くなかったと感じるだけでもあなたの感情のステップには貢献します。
また、2回鑑賞して良さがわかるのもたくさんあります。一回目の精神状態と2回目の精神状態が違っていることだってあるからです。
徹夜明けで映画鑑賞するのと充実した時に鑑賞するのとでは全く違うものになってきます。
注意していただきたいのは、映画のレビューサイトで洗脳を受ける人が思ったより多いことです。
みんな「面白くない」「とんでもない駄作」とか「駄作で有名な作品」なんて謳われていたら、不思議とみんな面白くなかったと評価します。そしてみんな絶賛でこれの良さがわからない人は映画あまり知らない人だ”!とか言われたらどうなるでしょう。それがさっぱり面白くなかったとしたら。
少なくとも、自分の感覚をもっと大事に映画鑑賞をしてください。あらすじよりももっと心に残ることが沢山あるのが映画なのです。
ちなみに、みんなが駄作だと言っている「死霊の盆踊り」についてですが、わたしは大好きな映画の一つです。世界観も面白く嫌みなど全くなく、骨の髄までその心地良さがこちらに伝わってくるような内容で、B級映画といわれる中でも最高峰の作品です。
マウントをとるのは絶対にやめよう
「マウントをとる」という表現は最近よく聞かれるようになりました。
ユーチューバーでも「こんな人とはかかわってはいけない」というお話の中に「マウントをとる人とはかかわるな」という意見をよく聞かれるようになりました。
マウントをとるという意味ですが、自分が相手より上、または優位にありますよとアピールし、相手を見下す行為のことです。
映画の論争でありがちなのですが、
「あの映画はあの演出がイミフでしょうもない演技だった」
「あれは元ネタが小説。お前が小説を読んでいないからわからないだけだ!」
みたいな感じ。結局ただの論争で堂々巡りする要因になります。
これは隠れている意識の中で「こんないい映画の良さがわからないお前はおかしな奴だ」というのが必ず心の奥に隠れています。
映画には答えはないんです
自分はこの映画でこう考えたけどどういう意図だったんだろう?という感じで、製作者と心の会話をしてみてください。
どこのシーンに心を打たれるのかなんてみんな違う
今までのお話しと被ってくるので詳しくは割愛しますが脳にも心にも、人それぞれの個性があります。
映画のシーンには確かに意味があります。映画解説者や考察で詳しく解説しているのは、あのシーンはこういう意味だったと、考察がまた楽しいのでどうしても見入ってしまうことありますよね?
ただ、自分が考えたことが製作者の意図と違っていたからダメというわけではありません。そこに答えを求めると、人生の役立つ映画ライフとはまた遠ざかってしまう可能性があります。
自分は全然違う事を感じていた。でも製作者は実はこういう意図だった。
ここで答えを求めるのではなく、製作者の意図と違う事を感じるのも立派な映画の感想なのです。
ずっと答えがわからなくても構わないのです。ずっと記憶に残り、人生困難なことがあってもその記憶で心の支えになっていくのが映画の鑑賞法の一つで、時間の無駄にはならないでしょう。
まとめ
ここでは、映画鑑賞は時間の無駄にはならない理由についてお伝えしました。
映画鑑賞は時間の無駄ではない
- 映画は知識や教養、心の成長に役立つ
- 記憶に残る体験ができる
- 集中力が高まる
映画にはたくさんのメリットがあることがわかります。
単なる娯楽ではありません。私たちの人生をより豊かにしてくれる、かけがえのないものです。ぜひ、あなたの人生に思い出に残る、心の支えになるような映画をたくさん見つけてください。
いい映画選びの第一歩は、次の中から選んでみてください。