今日は、夫婦の仲がうまくいっていない人へアドバイスをおくります
今日も映画を見るぞ。と思ったけど、あれれ?なんか今日はちがうのかな?
映画鑑賞はこころや思考を調整してくれるのはいつも言っているけど、今日はそれを活かすために人生のヒントを教えますね
夫婦関係で、仲も良くないしうまくいっていないという人は多いです。大っぴらにはできないので
いい夫婦を装っているものの、実際には一緒にいるとストレスになるし、いないほうが余程気が楽
という人は多いようです。
この記事では、基本的な夫婦の考え方と対処法をお伝えするとともに、
同時に映画鑑賞においてこの記事の解説をより深めてもらうためのおすすめ映画を交えてお伝えします。
映画は人生に役立つことがたくさん描かれています
今回はその映画鑑賞とともに、夫婦関係の大前提として考え方や対処法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてほしいと思います。
夫婦の関係はあくまでも他人であるという理由
夫婦はあくまでも他人なのは生まれ育った環境が違うから
夫婦関係においては重要なポイントがあります。
それは「夫婦はあくまでも他人である」ということです。
結婚という形で長い時間を共に過ごすことになりますが、もともとは他人同士が一緒になるわけです。この意識をしっかりと持つことが、夫婦関係を円滑に保つための第一歩となります。
この事実を忘れてしまうと、「なぜ妻はこんなこともわかってくれないのか」「うちの旦那はこんな常識も知らないのか」という不満が生じます。
しかし異論はあるでしょう。
「子供がいる、夫婦だから当然肉体関係がある、それで他人と言えるのか!」
しかし、夫婦の関係はたとえ50年以上も寄り添ったところで他人である事実は変わりません。
生まれ育った環境がそれぞれ異なり、夫婦であっても常識や考え方、癖が違うのは当然です。結婚したことで身内の潜在意識が支配してしまって、相手も自分と同じように考えるだろうと思い込むことがジレンマの原因になります。
そうはいっても子供は違いますよ
夫婦はあくまでも他人というお話をしましたが。子供は当然ですが違います。血がつながっています。当たり前のことなのですが、前提として、あなたの子供は他人ではありません。
でもあなたの奥さん(もしくは旦那さん)は他人なのです。
とはいうものの子供だっていつかは離れていきます。あなたは右に行くのに子供は左に行くなんて普通です。身内であっても気を遣わなくていいかというと違います。プライバシーだって守らなければいけませんよね。
本能的に、身内と他人に境界線を貼っているだけです
これ、他人だから同居するのはおかしいとか、身内だから人前でおならしても別に構わないとかそういう理屈ではありません。何年も連れ添った夫婦でも、ずっと他人のままなのです。それを忘れてしまうと、
休みに旦那はソファーでゴロゴロ。お掃除しているのに邪魔でたまらない!
→例えば相手が他人であれば気を使うはずです。奥さんだから別にいいよね?という感覚になってしまいがちで、イラつかせる原因になります。
私の日中こんなことがあったのよ!でも旦那は疲れたと言って一言もお話を聞いてくれない!
→例えば相手が他人なら無視せず、まずは聞こうと思うでしょう。
余談ですが外面(そとづら)がいい人でも家庭だと人が違うっていう人、よくいませんか?そういう人は家庭でよくキレる人が多いです。
その原因はたいていは他人という意識が飛んでしまうために起こるのです。
夫婦関係のジレンマをうまく解消しよう
結婚生活では、長年一緒にいると相手の存在が当たり前になりがちです。しかし、夫婦であっても他人同士であるという意識を持つことが重要です。配偶者にも気遣いを持つことで、コミュニケーションが円滑になり、関係が深まります。
夫婦関係のジレンマは、相手を自分と同一視することで生じます。相手が異なる価値観や考えを持つ他人であると理解することで、無理な期待や不満を減らし、より良い関係を築けます。
結論として、「夫婦はあくまでも他人である」という意識を持つことが、夫婦関係を円滑に保つための重要なステップです。
本能が嫌がっていると、隠しても心は正直です
結婚している夫婦のほとんどは、一度は悩んだことがあると思います。相手と一緒にいるよりも一人でいるほうが気楽だと感じたことはありませんか?一度や二度ではないはずです。
「そんなことはない」と思っているあなた。本音はどうでしょうか?一人で過ごしていると体の不調もなく気楽に過ごしていたのに、奥さんや旦那さんが帰ってきた瞬間に体が硬直し、お腹が痛くなったり胸焼けがしたり、頭痛がしたりといった体の不調を感じたことはありませんか?こうした体の不調を訴える原因は心理的な原因もあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それは、あなたの心とはうらはらに体が正直だからです。表面上はなんともないふりをしていても、潜在意識はごまかせません。夫や妻が帰ってくるとたちまち体の不調を訴えるという人が多いのです。体は正直です。
他人である感覚においてのメリット
他人であるという意識を持つことでのメリットを紹介します。例えば、相手のプライバシーを尊重することができ、適度な距離感を保つことができます。また、過剰な期待やプレッシャーを相手にかけることが減り、リラックスした関係を築くことができます。
では、「他人はわかったから、どう接すればいいの?」と思いましたね。簡単に言えば、
同居人として接することです。寮や下宿、社員寮などでの集団生活の経験を思い出してみてください。その時、「他人の迷惑にならないように」と気を遣って生活したはずです。その感覚を夫婦関係にも持ち込むのです。
夫婦関係を円滑に保つために
自宅にいても相手に気を使う意識を持つことが大切です。
「相手のことを理解して当然」と思わずに、他人としての距離感を保ち、相手の考えや気持ちを尊重しましょう。この意識を持つことで、夫婦関係のジレンマを減らし、より良い関係を築くことができます。
「夫婦はあくまでも他人である」という意識を持つことで、お互いをリスペクトし、気遣い合うことができ、より良い関係を築くことができるでしょう。
他人だから気を遣う、相手を考えるということ
ここでは、その他人という意識をもとに具体的にどのように行動すればよいかについて考えてみましょう。
相手に気を遣うことの重要性
まず、夫婦であってもお互いに気を遣うことが重要です。他人同士であれば、相手の気持ちや都合を考えて行動しますよね。夫婦関係でも同じです。相手に対して感謝の気持ちをもち、日々の小さな行動にも気を配ることで、お互いの関係がより良いものになります。
例えば、仕事で疲れて帰ってきたパートナーに「お疲れ様」と声をかける、相手の好みを考えて夕食を準備するなど、小さな気遣いが積み重なることで、相手に対するリスペクトが伝わり、関係が円滑になります。
相手をリスペクトする
リスペクトって言葉使う人はあまりいないと思いますので説明します。(これ意外に大事かも)
家庭以外でもそうなのですが、相手の意見や価値観を尊重し、丁寧な態度で接することです。
マウントをとる意識を意図的になくすようにする
相手を立てる
相手が困っていたらお手伝いする
相手が気分をよくする言葉をかけてあげる
という感じで、これを意識するだけで変わってきます。
リスペクトするとは、相手の意見や感情を尊重することです。たとえ意見が違っても、お互いの考えを尊重し合う姿勢が大切です。
夫婦間で意見の食い違いが生じた場合でも、相手の立場や感情を理解しようと努めることで、無用な衝突を避けることができます。相手の話をしっかりと聞き、自分の意見を押し付けないようにしましょう。
それが不器用でできないというなら相手と自分がお互い意見をまず述べて、妥協点をすり合わせる、できなくてもやろうとする、これだけでも大きく変わってきます。
家でも共同生活のルールを作る
家庭内でのルールを作ることも大切です。共同生活を円滑にするために、お互いが納得できるルールを話し合いながら決めましょう。これにより、お互いの役割や責任が明確になり、日常生活がスムーズになります。
例えば、家事の分担を決める、共通の休息時間を設ける、家計の管理方法を話し合うなど、具体的なルールを設定します。これにより、どちらか一方に負担が偏ることなく、お互いが協力して家庭を運営できるようになります。
夫婦間ギクシャクしている人は基本的にこういう会話すらしないケースが多いです。マイルール、マイハウスルールの設定をするだけでも変わってきます。
共同生活の成功例
実際に、わたしが見た中でもルールを決めて成功している夫婦はいます。
ある夫婦は、毎週末に「家族会議」を開き、その週の出来事や問題点、来週の予定について話し合っています。このような時間を設けることで、お互いの状況を把握し、協力し合うことができるのです。
また、家事の分担については、あらかじめ役割分担表を作り、毎日チェックリストを使って進捗を確認するとかでどちらか一方が不満を抱えることなく、平等に家庭の仕事をこなすことができているということでした。
くれぐれも「かしこまる必要」はないですよ。
問題点だけでなく良かった点も話してください。それだけで変わってきます。
夫婦仲がうまくいかないのは決して悪いことではありません
夫婦仲がうまくいかないことは悪くない!その理由と対処法
結婚している方に質問です。夫婦が不仲な状態は好ましいですか?
多くの方が「好ましいわけがない」と答えるでしょう。明確な「夫婦げんか」だけでなく、冷戦状態や小言の応酬も同様に不快に感じるでしょう。なぜこの答えが大多数を占めるかというと、「夫婦の不仲=良くないこと」という価値基準があるからです。
その見方を変えてみませんか?
多くの人は、夫婦の不仲に対して次のような対応を取ります。
- 自分の正義を主張して、相手を打ち負かす
- 自分の感情にフタをして、波風が立たないようにやり過ごす
これらの対応策は一時的な対処療法にすぎません。症状を和らげるだけで、根本的な解決には至りません。
夫婦の不仲はある意味風邪に似ています。風邪の本質は、免疫システムが可動してウイルスを撃退することです。高熱やくしゃみ、鼻水は免疫システムが正常に働いている証拠です。
同じように、夫婦の不仲も「免疫システムが正常に可動している証拠」と考えることができます。不仲の原因を適切に取り除くことで、夫婦関係はより健全になります。
「夫婦の不仲」をチャンスと捉えるブレイクスルー思考
ブレイクスルー思考とは、表面的には失敗や不運に見えることも、すべて自分の成長のために用意されている試練と捉える思考法です。
この思考法を夫婦関係にも適用すると、不仲は「夫婦関係を良くする絶好のチャンス」となります。
通常の思考プロセス
- 夫婦の不仲(悪い出来事)
- 原因(悪者)
- 原因を生み出した人を責める
- 結局、不仲に戻る
ブレイクスルー思考のプロセス
- 夫婦の不仲(順調な試練)
- 原因(成長するために必要な壁)
- 壁を乗り越えようとチャレンジする(不仲の原因を取り除く)
- より進化・成長・健全化した夫婦関係が築かれる
ブレイクスルー思考を受け入れるためには、それを100%信じて受け入れることが大切です。
この思考法を受け入れると、夫婦関係だけでなく、人生全般での試練を成長の機会として捉えることができるようになります。もしもあなたが、壊れかけた夫婦関係を修復させたいのであれば、
あれこれ考えずにブレイクスルー思考を受け入れてみてください。
大きな変化がもたらされるはずです。
夫婦間がギクシャクしている家庭の特徴を5項目に分けて解説
参考までに、夫婦仲が良くない家庭の特徴を5項目に分けてみました。
- 1、健康が悪い夫婦
- 特に夫の健康が悪い場合、妻が高いレベルの夫婦間の葛藤を報告する傾向がありますが、逆はあまり見られません。
- 夫の健康が悪い場合、妻のネガティブな感情が増える可能性があります。
- 2、神経質な性格
- ネガティブな感情を感じやすい性格や衝動コントロールの低さが、夫婦仲の悪さと関連しています。
- また、夫が支配的で自己中心的であることが、妻の不満を増幅させる可能性があります。
- 3、経済的状況の変化
- 健康の悪化や収入の減少が夫婦の生活にストレスを与え、その結果、夫婦間の関係が悪化することがあり、そのような研究も出ています。
- 4、過去の家族環境
- 子供の頃に親との関係が悪かった人や、親が離婚していた場合、その人自身の結婚生活も問題を抱える可能性が高いです。
- 5、心理的要因
- 夫婦の一方または双方がうつ病や不安障害を抱えている場合、その影響で夫婦関係が悪化することが多いです。また、結婚生活がストレスとなり、精神的健康に悪影響を及ぼすこともあります。
映画脳で心を鍛えよう~夫婦関係を描いた様々な映画を紹介
ここで紹介する映画は、あくまでも映画脳として自分のこころを鍛えて調節するために最善の作品をご紹介します。
時間がなければ一本だけ鑑賞してみて、あなたの喜怒哀楽を確かめてみてください。あと言っておきますが
時間のある人はすべて鑑賞してみて、あなたの豊かな心を育てて、さらに考察してもらうことで夫婦関係の基礎を作ることができます。
「夫婦は他人だと言っている映画」を探すわけではないですからね。
夫婦関係をしっかり考察し、この記事のような発想に行き着くようなヒントをくれる映画を15本紹介します。
1. Marriage Story(マリッジ・ストーリー)
映画.comより
2019年製作/136分/G/アメリカ
原題:Marriage Story
配給:Netflix
劇場公開日:2019年11月29日
この映画は、夫婦の関係性がどのように崩れ、どのように修復されるかを描いています。結婚の現実や期待、依存、そして尊重について深く考えさせられます。
Netflixオリジナル作品で、Netflix加入者が爆増したほどの衝撃度の高い映画ですよ
2. Before Midnight(ビフォア・ミッドナイト)
映画.comより
2013年製作/108分/PG12/アメリカ
原題:Before Midnight
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2014年1月18日
この映画は、長年連れ添ったカップルが直面する問題や、互いを理解し合い、尊重し合うことの重要性を描いています。夫婦の心理的な距離感について考えさせられる作品です。
監督はリチャード・リンクレイターで、「6才のボクが、大人になるまで。」の人ですね
この作品に興味を持ったらぜひ「スクール・オブ・ロック」もおすすめですよ
3. Blue Valentine(ブルー・バレンタイン)
映画.comより
2010年製作/112分/R15+/アメリカ
原題:Blue Valentine
配給:クロックワークス
劇場公開日:2011年4月23日
この映画は、夫婦がどのようにして愛を失っていくかをリアルに描いています。関係性の破綻やお互いの期待について考えさせられる作品です。
こういう感情移入できる映画で、自分のこころを確かめてみるといいですよ。おすすめの筆頭になりえる作品ですね
4. Revolutionary Road(レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで)
映画.comより
2008年製作/119分/アメリカ
原題:Revolutionary Road
配給:パラマウント
劇場公開日:2009年1月24日
この映画は、1950年代のアメリカで、理想的な生活を追求する夫婦が直面する現実と、互いへの期待や依存について描いています。夫婦の関係性が持つ複雑さを深く考えさせられる作品です。
監督はサム・メンデスで日本でもファンが多いです。アカデミー作品賞「アメリカン・ビューティー」の人ですね
5. The Story of Us(ストーリー・オブ・ラブ)
映画.comより抜粋
1999年製作/96分/アメリカ
原題:The Story of Us
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2000年2月11日
この映画は、結婚生活の起伏や困難を描いています。夫婦がどのようにして互いを理解し、尊重し合うことができるかを描いた作品です。
監督はロブ・ライナー。「スタンド・バイ・ミー」で有名な人ですが、他にも「スパイナル・タップ」「プリンセス・ブライド・ストーリー」「恋人たちの予感」と、有名な作品も多くもし興味を持ったらこちらもチェックしてみてください
6. Gone Girl(ゴーン・ガール)
映画.comより
2014年製作/148分/R15+/アメリカ
原題:Gone Girl
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2014年12月12日
この映画は、表面的には理想的な夫婦関係が実はどれほど複雑で暗いものかを描いています。心理的な距離感や互いの期待が引き起こす問題について考えさせられる作品です。
監督はデヴィッド・フィンチャー。ぜひ覚えてほしい人ですよ。「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャルネットワーク」どれも見ごたえのある映画ばかりです
7. Kramer vs. Kramer(クレイマー、クレイマー)
映画.comより
1979年製作/105分/G/アメリカ
原題:Kramer vs. Kramer
劇場公開日:1980年4月5日
この映画は、夫婦の離婚とその後の子供の親権争いを描いています。夫婦関係の破綻と、互いに尊重し合うことの重要性がテーマです。
監督はロバート・ベントンで、もともとは脚本家ですね
アカデミー作品賞にもなったこの作品、ぜひ見てほしいですね。ラストシーンは忘れられません
『死ぬまでに観たい映画1001本』の№0681に掲載されています。
8. Scenes from a Marriage(ある結婚の風景)
ザ・シネマ公式サイトより
1973年製作/293分/G/アメリカ
原題:Scenes from a Marriage
劇場公開日:1974年10月28日
イングマール・ベルイマン監督によるこの映画は、夫婦の関係がどのように変化し、崩壊していくかを描いています。心理的な距離感と尊重の重要性が強調されています。
映画界でも生粋の名将イングマール・ベルイマン監督の作品だけど長くて5時間くらいあります
U-NEXTではドラマとして全6話で分かれているけどそこで鑑賞できますよ
9. Who’s Afraid of Virginia Woolf?(ヴァージニア・ウルフなんかこわくない)
引用元:http://nylife09.blog28.fc2.com/blog-entry-1950.html
1967年製作/148分/R15+/アメリカ
原題:Who’s Afraid of Virginia Woolf?
配給:ワーナーブラザーズ
この映画は、結婚生活の中で積み重ねられた不満や失望がどのように爆発するかを描いています。夫婦の心理的な距離感と、互いをどう尊重し合うかについて深く考えさせられます。
監督はマイク・ニコルズで翌年に制作された「卒業」で有名な方です。しかし本作品もなかなか面白いです
『死ぬまでに観たい映画』№0464に掲載されています。
10. Annie Hall(アニー・ホール)
映画.comより
1977年製作/93分/PG12/アメリカ
原題:Annie Hall
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1978年1月14日
ウディ・アレン監督によるこの映画は、二人の男女の関係を描きながら、互いを尊重し、理解することの難しさについて考えさせられます。
ウディ・アレンの映画はこの記事のテーマには出しておきたかったです。男女関係についての人間の本能を考えさせる作品が多く、どれもおすすめです
『死ぬまでに観たい映画1001本』№0644に掲載されています。
11. The War of the Roses(ローズ家の戦争)
映画.comより
1989年製作/116分/アメリカ
原題:The War of the Roses
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1990年5月18日
この映画は、離婚を巡る夫婦の激しい争いを描いています。心理的な距離感や互いの期待が引き起こす問題について考えさせられる作品です。
監督はダニー・デヴィートでもともとは俳優。コメディなので思いっきり笑いながら思考をめぐらせてくださいね
ちなみにダニー・デヴィートでは「マチルダ」がなかなか笑えましたね
12. Adam’s Rib(アダム氏とマダム)
Wikipediaより引用
1949年製作/アメリカ
原題:Adam’s Rib
劇場公開日:1950年7月28日
この映画は、弁護士夫婦が法廷で対立するコメディですが、夫婦関係における尊重と平等の重要性を描いています。
古い映画ですが監督はジョージ・キューカーという方でこの人も巨匠のひとりです。「マイ・フェア・レディ」が有名ですね
『死ぬまでに観たい映画1001本』№226に掲載されています。
13. Away From Her (アウェイ・フロム・ハー 君を想う)
映画.comより
2006年製作/110分/カナダ
原題:Away from Her
配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ、アニープラネット
劇場公開日:2008年5月31日
アルツハイマー病にかかった妻とその夫の関係を描く作品。夫婦の絆や愛情が試される状況での葛藤と成長を描いています。困難を通じて成長する夫婦関係を深く考えさせられます。
監督はサラ・ポーリーという方でカナダの女優さんです。当時27歳でこの映画を作り上げたのはすごいですね~
14.The Nest(不都合な理想の夫婦)
映画.comより
2019年製作/107分/R15+/イギリス
原題:The Nest
配給:キノシネマ
劇場公開日:2022年4月29日
1980年代の英国に引っ越した家族が、贅沢な生活を追求する中で崩壊していく姿を描いた作品です。夫婦間の緊張や個々の欲望が露わになります。
こういう内容の作品もぜひ鑑賞して、思考をめぐらせてほしいです
15.Killers of the Flower Moon(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)
映画.comより
2023年製作/206分/PG12/アメリカ
原題:Killers of the Flower Moon
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2023年10月20日
1920年代のオクラホマを舞台に、石油で富を得たオーセージ族のメンバーが次々と謎の殺人に遭い、その背後にある陰謀をFBIが調査する様子を描いています。
この作品は人種問題の趣旨かもしれないけど夫婦とは何かをよく物語っているのでそこをぜひ感じ取ってほしいです
みんな大好きな巨匠、われらがマーティン・スコセッシ監督の最新作ですね
レオナルド・ディカプリオの顔芸がさく裂していて、あの演技一つでわたしたちに夫婦関係のヒントをもらえますよ
なお、人生に役立つ映画のリストとしておススメしている『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されている映画もいくつかあります。その一覧はこちらの記事でどうぞ。
これですべてではありませんし、感動作を並べているわけではありません
今回ご紹介した15作品は、感動作ばかりとか素敵な映画ばかり並べたわけではありません。
このテーマではほかにも「私の頭の中の消しゴム」や「きみに読む物語」とか、あるいはアニメ映画の「カールじいさんの空飛ぶ家」なども感動するでしょう。ただこれだと、感動するとか面白かったとかばかり並べてもバランスが悪いし、人生に役立つ映画選びにおいての考察できるものとして紹介させていただきました。ちなみに上記3作品は個人的にも全部好きです。
もちろん人によっては違うものもあるでしょうから、賛否はあるでしょう。
「全然違う映画で人生を考え直したけどなにか?」という人もいるでしょう。逆に、夫婦間家とか全く関係ないような映画からでも学べることはたくさんあります。
しかしこの映画を鑑賞してもらいこれをきっかけに、マンネリになっている、または当たり前だと思っている考え方を改善するための大きなきっかけにしてもらえればと思っています。
ということで、よくある「理想の夫婦像のベスト映画」という設定ではありませんのであしからず。
よく見たら洋画ばかり。邦画と洋画の違いはこちらで解説しています。
映画を見るとどうなるか
映画鑑賞は、夫婦関係においてさまざまなプラスの影響を与えることができます。
理想的な夫婦像や夫婦関係の葛藤を描いた映画は、関係性の改善や理解を深める手助けとなります。
映画を通じて、異なる夫婦の状況や感情を体験することで、パートナーに対する共感と理解が深まります。例えば、感動的な夫婦の物語を観ることで、互いの大切さを再認識し、感謝の気持ちが生まれます。
夫婦関係に問題が生じたとき、映画で描かれる解決策や対処法を参考にすることができます。フィクションの中で提示される様々なシナリオが、自分たちの状況に置き換えられることで、新たな視点やアプローチを得ることができます。
映画を楽しむことで、日常のストレスから解放され、リラックスした時間を共有できます。これにより、夫婦間の緊張が和らぎ、関係がより良好になることが期待できます。
映画に描かれる理想的な夫婦関係や成長の物語は、夫婦にとってインスピレーションとなります。
まとめ
夫婦関係がイマイチでギクシャクしていたりストレスになっていたりする人へ、大切な考え方を解説しました。
簡潔に言うと、夫婦は他人であるという意識を持つことによって、大いに改善できることがあるのです。
その発想は、映画を見まくって「映画脳」と「シネマハート」が体にできあがってくるので、映画から人生のヒントを吸収していきましょう。
映画鑑賞は人生の羅針盤なるお話がたくさん詰まっているんですね
むずかしいことば知っているんですね~
家で映画鑑賞をするのに役立つ動画配信の記事はこちらです。