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【ベスト100映画】海外で権威のある映画ランキングを見てみよう

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かんとくさん

今日も映画を見るぞ

あおい

いいですねえ

かんとくさん

ところで、映画関係のおえらいさんたちがおすすめしている映画を見てみたいなあ

あおい

それであれば、世界で権威のある映画ランキングをご紹介しましょう

映画のランキングっていろんなところでありふれていますよね?

日本でもいろんな媒体で、そして個人ブログでもおすすめ映画を何らかの形で発表しています。日本だけではなく世界中で同じように、いろんなおすすめの映画を発信しています。

そこで今回は世界的にも権威のある映画ランキングのベスト100というのを紹介し、内容を検証していきます。

結論ですがこの2つになります。

アメリカでは、アメリカン・フィルム・スチュワート(American Film Institute、AFI)という機関が、アメリカ映画100周年を記念してはじめられたランキングです。最新の2007年度版を紹介します。

イギリスでは、イギリスの映画雑誌『Sight & Sound』が発表している「史上最高の映画」リストになります。10年ごとに更新されていて、最新の2022年度版を紹介します。

この記事では

アメリカ、イギリスでの権威のある映画ランキングのベスト100を紹介します。

ランキングの正しい鑑賞法とどう使いこなすかの基本がわかります。

あなたがこの作品の映画鑑賞でどのように変化していくかを説明します。

では、見ていきましょう。

目次

海外で権威のある映画ランキングはこれです

アメリカで最も権威のあるのはAFT

アメリカで一番権威がある映画ベスト100のリストを発表している機関として最も有名なものはこれ。

アメリカン・フィルム・インスティチュート(American Film Institute, AFI)です。

AFIは映画史における重要な作品を選び、「AFI’s 100 Years…100 Movies」というランキングを発表しています。

こちらがそのサイトです。

このリストは映画批評家、歴史家、業界関係者などからの投票を元に作られ、アメリカ映画の中でも特に文化的・歴史的・芸術的に優れた作品を集めたものとして評価が高いです。

実際に世界中の映画ファンがこのランキングを見ています。

AFIのアメリカ映画ベスト100が権威あるランキングとして評価される理由は次の3つです。

1. 組織の信頼性: AFIはアメリカ映画界を代表する機関であり、長年にわたり映画の保存や研究を行ってきました。映画業界への深い理解と貢献が、ランキングの信頼性を高めています。

2. 専門家の客観的な評価: 映画関係者や評論家の投票によってランキングが決定されるため、個人の主観ではなく、客観的に評価されていると考えられます。

3. アメリカ映画史への貢献: 単に人気のある映画をまとめたものではなく、アメリカ映画の歴史と文化を深く掘り下げています。ランキングを見ることで、アメリカ映画の変遷や影響力を知ることができます。

イギリスで最も権威のあるのがBFI

イギリスで最も権威がある映画ベスト100を発表しているのはこれ。

ブリティッシュ・フィルム・インスティテュート(BFI)の「Sight & Sound」誌です。

「Sight & Sound」誌は10年ごとに「史上最高の映画ベスト100(The Greatest Films of All Time)」というリストを発表しています。

このランキングは映画評論家、学者、監督、映画関係者など、世界中から多くの専門家が投票に参加するため、その選定プロセスが非常に広範囲かつ深い知見に基づいて行われており、映画ファンや映画界全体から非常に権威のあるものとされています。

「Sight & Sound」のランキングもまた、世界中の映画ファンで注目されており、アメリカのAFIランキングと並んで、最も影響力のあるリストです。

映画史への貢献: 長い歴史の中で、映画表現に革新をもたらした作品や、後の映画に大きな影響を与えた作品などが評価されています。

芸術性: 物語性、映像美、音楽など、映画の芸術的な側面が重視されています。

社会的な意義: 社会問題を提起したり、文化的な背景を深く掘り下げたりした作品も高く評価されています。

ちなみに、HPでは250位までが掲載されていて、簡単に見ることできます。

アメリカで権威あるベスト100映画

では発表します。

アメリカ映画協会(AFI)が選んだ映画ランキング ベスト100

注意事項です。

注1 「 がついているのは『死ぬまでに観たい映画1001本』に載っていない作品です。

1位 市民ケーン(1941年)

2位 ゴッドファーザー(1972年)

3位 カサブランカ(1942年)

4位 レイジング・ブル(1980年)

5位 雨に唄えば(1952年)

6位 風と共に去りぬ(1939年)

7位 アラビアのロレンス(1962年)

8位 シンドラーのリスト(1993年)

9位 めまい(1958年)

10位 オズの魔法使(1939年)

11位 街の灯(1931年)

12位 検索者(1956年)

13位 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年)

14位 サイコ(1960年)

15位 2001年宇宙の旅(1968年)

16位 サンセット大通り(1950年)

17位 卒業(1967年)

18位 キートンの大列車追跡(1927年)

19位 波止場(1954年)

20位 素晴らしき哉、人生!(1946年)

21位 チャイナタウン(1974年)

22位 お熱いのがお好き(1959年)

23位 怒りの葡萄(1940年)

24位 E.T.(1982年)

25位 アラバマ物語(1962年)

26位 スミス都へ行く(1939年)

27位 真昼の決闘(1952年)

28位 イヴの総て(1950年)

29位 深夜の告白(1944年)

30位 地獄の黙示録(1979年)

31位 マルタの鷹(1941年)

32位 ゴッドファーザー PARTⅡ(1974年)

33位 カッコーの巣の上で(1975年)

34位 白雪姫(1937年)

35位 アニー・ホール(1977年)

36位 戦場にかける橋(1957年)

37位 我等の生涯の最良の年(1946年)

38位 黄金(1948年)

39位 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年)

40位 サウンド・オブ・ミュージック(1965年)

41位 キングコング(1933年)

42位 俺たちに明日はない(1967年)

43位 真夜中のカーボーイ(1969年)

44位 フィラデルフィア物語(1940年)

45位 シェーン(1953年)

46位 或る夜の出来事(1934年)

47位 欲望という名の電車(1951年)

48位 裏窓(1954年)

49位 イントレランス(1916年)

50位 ロード・オブ・ザ・リング(2001年)

51位 ウエスト・サイト物語(1961位)

52位 タクシードライバー(1976年)

53位 ディア・ハンター(1978年)

54位 M★A★S★H マッシュ(1970年)

55位 北北西に進路を取れ(1959年)

56位 ジョーズ(1975年)

57位 ロッキー(1976年)

58位 黄金狂時代(1925年)

59位 ナッシュビル(1975年)

60位 我輩はカモである(1933年)

61位 サリヴァンの旅(1941年)

62位 アメリカン・グラフィティ(1973年)

63位 キャバレー(1972年)

64位 ネットワーク(1976年)

65位 アフリカの女王(1951年)

66位 レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年)

67位 バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年)

68位 許されざる者(1992年)

69位 トッツィー(1982年)

70位 時計じかけのオレンジ(1971年)

71位 プライベート・ライアン(1998年)

72位 ショーシャンクの空に(1994年)

73位 明日に向って撃て!(1969年)

74位 羊たちの沈黙(1991年)

75位 夜の大捜査線(1967年)

76位 フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年)

77位 大統領の陰謀(1976年)

78位 モダン・タイムス(1936年)

79位 ワイルドバンチ(1969年)

80位 アパートの鍵貸します(1960年)

81位 スパルタカス(1960年)

82位 サンライズ(1927年)

83位 タイタニック(1997年)

84位 イージー・ライダー(1969年)

85位 オペラは踊る(1935年)

86位 プラトーン(1986年)

87位 十二人の怒れる男(1957年)

88位 赤ちゃん教育(1938年)

89位 シックス・センス(1999年)

90位 有頂天時代(1936年)

91位 ソフィーの選択(1982年)

92位 グッドフェローズ(1990年)

93位 フレンチ・コネクション(1971年)

94位 パルプ・フィクション(1994年)

95位 ラスト・ショー(1971年)

96位 ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年)

97位 ブレードランナー(1982位)

98位 ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942年)

99位 トイ・ストーリー(1995年)

100位 ベン・ハー(1959年)

上記ベスト100の映画のうち

多くの作品がU-NEXTで配信されています。

アメリカ映画協会(AFI)が選んだ映画ランキングの傾向

まずアメリカのほうは、ドラマ的なものが大半で、しっかりと起承転結が確立されており、基本的にどんな人でも楽しめるような、まさに映画の基本はこれだ!という作品が並んでいます。

誰でも語りたがるような名作映画がしっかり並んでいます。現在でも、たいていの映画ファンはこの中に印象深いとか人生の糧になるその人の大切な映画がおそらく一つは入っているのではないかと思います。

SFやディズニー系アニメも入れたりと、とりあえずハリウッドのいろんなタイプをブレンドして混ぜましたよ!みたいな雰囲気も感じなくもないですが、投票でこうなったのでバランスもいいですね。

全く映画知らない人がとりあえず見てみるのなら、初歩的な作品が並んでいるので違和感なく見れると思います。

なお、年代ごとだとこの表のようになりました。

年代 映画の本数
1910年代 1本
1920年代 3本
1930年代 12本
1940年代 11本
1950年代 16本
1960年代 17本
1970年代 20本
1980年代 8本
1990年代 11本
2000年代 1本

2007年最新版ということもあって2000年代の作品が一つしかないのは致し方がないのでしょう。

ただし、それ以前だとどの年代も均等化しています。

イギリスで権威あるベスト100映画

では発表します。

英国映画協会「史上最高の映画100」リスト

注意1 タイトルがオレンジ色になっているのは、上記アメリカのAFIと重複しているという意味です。

注意2 「がついているものは『死ぬまでに観たい映画1001本』に載っていない作品です。

注意3 日本未公開の作品は<日本未公開>と書かれています。

1位 ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(1975年)

2位 めまい(1958年)

3位 市民ケーン(1941年)

4位 東京物語(1953年)

5位 花様年華(2000年)

6位 2001年宇宙の旅(1968年)

7位 美しき仕事(1999年)

8位 マルホランド・ドライブ(2001年)

9位 カメラを持った男<これがロシヤだ>(1929年)

10位 雨に唄えば(1952年)

11位 サンライズ(1927年)

12位 ゴッドファーザー(1972年)

13位 ゲームの規則(1939年)

14位 5時から7時までのクレオ(1962年)

15位 検索者(1956年)

16位 午後の網目(1943年)

17位 クローズ・アップ(1990年)

18位 仮面/ペルソナ(1966年)

19位 地獄の黙示録(1979年)

20位 七人の侍(1954年)

21位 裁かるるジャンヌ(1928年)

22位 晩春(1949年)

23位 プレイタイム(1967年)

24位 ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年)

25位 バルタザールどこへ行く(1966年)

26位 狩人の夜(1955年)

27位 SHOAHショア(1985年)

28位 ひなぎく(1966年)

29位 タクシードライバー(1976年)

30位 燃ゆる女の肖像(2019年)

31位 8 1/2(1963年)

32位 鏡(1974年)

33位 サイコ(1960年)

34位 アタラント号(1934年)

35位 大地のうた(1955年)

36位 街の灯(1931年)

37位 M(1931年)

38位 勝手にしやがれ(1960年)

39位 お熱いのがお好き(1959年)

40位 裏窓(1954年)

41位 自転車泥棒(1948年)

42位 羅生門(1950年)

43位 ストーカー(1979年)

44位 キラー・オブ・シープ(1977年)<日本未公開>

45位 バリー・リンドン(1975年)

46位 アルジェの戦い(1965年)

47位 北北西に進路を取れ(1959年)

48位 奇跡(1955年)

49位 WANDA/ワンダ(1971年)

50位 大人は判ってくれない(1959年)

51位 ピアノ・レッスン(1993年)

52位 不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年)

53位 家からの手紙(1976年)

54位 軽蔑(1963年)

55位 ブレードランナー(1982年)

56位 戦艦ポチョムキン(1925年)

57位 アパートの鍵貸します(1960年)

58位 キートンの探偵学入門(1924年)

59位 サン・ソレイユ(1983年)

60位 甘い生活(1960年)

61位 ムーンライト(2016年)

62位 自由への旅立ち(1991年)

63位 グッドフェローズ(1990年)

64位 第三の男(1949年)

65位 カサブランカ(1942年)

66位 トゥキ・ブゥキ/ハイエナの旅(1973年)<日本未公開>

67位 アンドレイ・ルブリョフ(1969年)

68位 ラ・ジュテ(1961年)

69位 赤い靴(1948年)

70位 落穂拾い(2000年)

71位 メトロポリス(1927年)

72位 情事(1960年)

73位 イタリア旅行(1953年)

74位 となりのトトロ(1988年)

75位 千と千尋の神隠し(2001年)

76位 悲しみは空の彼方に(1959年)

77位 山椒大夫(1954年)

78位 サンセット大通り(1950年)

79位 サタンタンゴ(1994年)

80位 牯嶺街少年殺人事件(1991年)

81位 モダン・タイムス(1936年)

82位 天国への階段(1946年)

83位 セリーヌとジュリーは船でゆく(1974年)

84位 ブルーベルベット(1986年)

85位 ミツバチのささやき(1973年)

86位 気狂いピエロ(1965年)

87位 ゴダールの映画史(1988年)

88位 シャイニング(1980年)

89位 恋する惑星(1994年)

90位 パラサイト 半地下の家族(2019年)

91位 ヤンヤン 夏の思い出(1999年)

92位 雨月物語(1953年)

93位 山猫(1963年)

94位 たそがれの女心(1953年)

95位 抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年)

96位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年)

97位 トロピカル・マラディ(2004年)

98位 黒人女(1965年)<日本未公開>

99位 キートンの大列車追跡(1927年)

100位 ゲット・アウト(2017年)

こちらのランキング作品のうち

U-NEXTで多くの作品が配信されています。

英国映画協会「史上最高の映画100」の傾向を解説します

上記のアメリカのものとはずいぶん様子が異なっています。

この中では、わたしもまだ見たことがない作品もあります(笑)。

まずこちらはアメリカのベスト100とは違い、ハリウッド映画以外にも世界中の名作が入っています。日本の映画も出てきます。

  • 重複しているのは20作品ありました。
  • それ以外はイギリスの独自のものです。
  • 実際に唸らせるような名作も多いですが、「ん?」というのも確かにありますね。
  • 日本未公開の映画もいくつか出てきました。

「芸術性」をかなり加味している感じです。欧州の名作映画は絵的にも個性的でぜひ見てほしいとおすすめできる作品は多いので、アメリカのランキングとは少し異なった解釈ですね。

重複が多いとつまらないので、むしろいい傾向ともいえます。

以上のことから、上記アメリカ、イギリスのそれぞれのベスト100作品について、正直これを順番につぶしていくだけでも、あなたの映画ライフは充実したものになっていくでしょう。

さらに、

「あれ?あの名作が入っていないのは変だなぁ」と思うこともあるでしょう。わたしもいくつかありました。

それを言ってしまえばキリがないし、実際になぜランキングされているのかわからない映画も普通にあるので気にする必要はありません。

ただし、映画評論家たちが順位をつけたい何らかのエッセンスに触れることで、あなたの洞察力が深まり、今後の映画ライフに大きな影響をもたらしてくれるはずです。

そしてこちらも年代ごとに集計して表にしてみました。

年代 映画の本数
1920年代 7本
1930年代 5本
1940年代 8本
1950年代 20本
1960年代 20本
1970年代 14本
1980年代 8本
1990年代 9本
2000年代 5本
2010年代 4本

最新が2022年ということもあってか、2000年代以降の作品が9本とより増えています。ただし、全体の年代別を見ると、こちらのほうが偏っている印象です。

50年代から70年代が半数以上を占めています。

やはりこのころが映画の黄金世代という感じなのでしょうか?

海外で権威のある映画ランキングの正しい鑑賞法

このベスト100の活用方法はこれです

アメリカの権威とイギリスの権威をそれぞれ紹介しました。被っているものがあるので全部で200作品にはなりません。実際には180作品ですね。

ただし、日本未公開作品もあったりするので全部見るぞ!となるとややハードルが高くなります。

その中で活用方法として、有意義に映画ライフを楽しむための心得を解説します。

  1. 順位は関係ありません。順位が上からを順番に見る必要はなし
  2. このリストのあるある問題 ~面白くない映画が上位にいる!~ の対処法
  3. 映画特有にある「匂い」をたっぷりと感じてほしい

では説明します。

1.順位は関係ありません。順位が上からを順番に見る必要はなし

まずはこれ。順位あんまり考えないほうがいいです。順位はあるにせよ、あなたの印象に残る、記憶に残る、人生の糧になる、それが映画の本来の素晴らしさです。

だから順位は優先順位でも何でもありません。

しかしこのリストの中にはあなたの一生の宝物になるくらい、人生観に影響を与える映画に確実に出会えます。

実際にアメリカのAFIの1位の「市民ケーン」と100位の「ベン・ハー」を見比べてみましょう。一般的にはおそらく「ベン・ハー」のほうが面白いと思います。(断定してすいません)

イギリスのSight & Soundの1位の「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」と100位の「ゲット・アウト」を見比べてみましょう。異論あるかもしれませんが、純粋に「ゲット・アウト」のほうがわかりやすいホラー映画で印象に残る作品かもしれません。

よって、上から順番にきちんと見る必要はありません。

この中で、配信されていてすぐ見られる、興味がある、好きなジャンルなどから見始めることをおすすめします。

2.海外ランキングあるある ~面白くない映画が上位にいる!~ はこう考えよう               

「『市民ケーン』が全然面白くないのにいつもランキング上位に来ている!」

「古いモノクロ映画ばかりでつまらないんじゃないか??」

「推しの「あの」映画が入っていないからこんなランキング意味ない!」

こういうの、毎度のように言われることですよね?

いつも出てくるようなお話し、こういうことを考える人も多いのではないでしょうか?

また、イギリス1位の「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」についてはあまり知られていないようで違和感を持った人もいるでしょう。

アシスタント

「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」を一度見ると腰が抜けるくらい強烈に心が刺激されますよ

おともだち

タイトル名、覚えられないっす。。。

たしかにそれなりの理由があって順位がついているのではありますが、実際にはとりあえずそういうのは置いといて、まずは馴染みのありそうなものを鑑賞されるといいでしょう。

そうしないと、水掛け論に巻き込まれることになります。

3.映画特有の「匂い」をたっぷりと感じてほしい

これはどういうことかというと、映画かなり見まくるといろんな効果が出てきます。

社会生活に役立つようなこともたくさん肌で感じることができます。「学ぶ」こともできるというのは簡単ですが、そんな学校の勉強するような言い方をする必要はありません。

見ているだけで、肌で感じるだけで自分の感覚が変わっていくのがわかります。そんなエッセンスが、このリストに詰まっています。

映画特有の匂いというのは

独特の間がぞくぞくする、綺麗な映像に見入ってしまう、感情表現が上手い演技に酔わされる。から、しだいに映画特有の絵、70年代、80年代、90年代と、絵を見ると特有の時代がわかります。50年代なら戦後まだむさ苦しい、気分がモヤっとする汚い街並みや暗い映像など、そのうち瞬時に感じ取ることができます。

そうなってくると、あなたの心がだんだんと鍛えられ、脳も思考するようになり、心が追い込まれたときに効果を発揮するでしょう。

ここでいう匂いとは、このような側面を持っています。

このリストは簡単に言うと、買い物でいうと大きなショッピングモールに行くようなものです。基本的に何でもそろいますよね?

このリストで、「聞いたことのある映画は一つもない」という人はなかなかいないでしょう。

逆に全部知っている人もなかなかいないとは思います。

映画ファンで「この中で見たことあるのは一つもない」という人も皆無かもしれません。

ただ実際には、特にアメリカの映画は古い映画が大半なので現代だとあり得ますか。

であれば、急いでどれか鑑賞してみてください。

これらの作品を全部見たらいったいどうなるの?

次のことが期待できます。

  • 感情を落ち着かせ、あなたの心が充実してきます
  • 普段経験しない世界観に触れて、頭が柔らかくなってきます
  • 名作なので話のネタもOK!映画脳でスッキリと

感情を落ち着かせ、あなたの心が充実してきます

映画鑑賞の最大のメリットは、あなたのこころを鍛え、充実するのにとてもふさわしい媒体です。まずは喜怒哀楽を正しく整えましょう。

喜びや笑いのシーンは、日常のストレスを和らげ、幸せな気分をもたらしてくれます。

一方、悲しみや感動的なシーンは涙を誘い、感情を解放してくれる時間を与えてくれます。

怒りや恐れを描いたシーンを観ることで、自分の中にある感情を理解します。

困難に立ち向かうキャラクターを観て、自分も困難に立ち向かう勇気をもらえることがあります。

こういった経験が、感情のバランスを取る助けになります。

映画は心の柔軟さを学ぶことができます。映画鑑賞はただの娯楽ではなく、あなたの心の成長にもつながっていくのです。特にこのリストは、その基本的な要素がすべて詰まっています。

なお、映画鑑賞のメリットはこちらでくわしく記事にしています。

普段経験しない世界観に触れて、頭が柔らかくなってきます

映画を通して多様な世界観に触れることができます。日本で生活していればわからない文化や風習にもふれられ、あなたの脳みその視野が広がります。

それまでに気づかなかった価値観にもふれることで、あなたのまわりの常識を疑うことも出てくるかもしれません。

また、名作映画は芸術的要素が豊かであるため、芸術的センスや批評的思考を向上させることにも役立ちます。

『死ぬまでに観たい映画1001本』のところでも触れましたが、映画は動く芸術であるなとつくづく感じます。映像美だけで酔わされる、そんなことが普通に起こります。それはどんなシーンかはわかりません。自然に感動するかもしれませんし何気ない日常かもしれません。

あなたの頭がどんどんとリフレッシュされていくでしょう。

名作なので話のネタもOK!映画脳でスッキリと

さすがに名作ぞろいなので、映画好きが集まったら話のネタにはなるかと思います。

最近は「推し活」という言葉がトレンド化されています。今はすっかり珍しくなくなってきました。

自分のイチオシの人(元々はアイドルに「推し」と言い始めたのがきっかけ)に、コンサートやイベントがあれば積極的に行ったりします。

最近は精神的にもプラスになって幸福感を味わうことにもつながるという研究もあるようです。

そこでは、

同じ推しの人が交流することで仲間意識という幸福感(俗にいうオキシトシンですね)につつまれるという研究データも出ているくらいです。

さてこれらの映画ですが、少なくてもこの映画ラインナップは有名なものが大半なので話のネタにはなるでしょう。コミュニケーションの素材として、映画が好きな人同士の人間関係の構築に役立ちます。

古い作品が主流ですが逆に利用価値があります

このランキングを見る限り、どうしても古い映画の数が多くなってしまうという印象を持たれた方もいたのではないでしょうか?海外の映画の専門家の投票を公平にしているのですが、どうしてもこうなってしまいますね。

ちなみに『死ぬまでに観たい映画1001本』も同じような傾向です。

このランキング全体でも、2000年代以降の作品は9作品しかないことになります。

裏を返せば、映画の最新作や、映画の初心者、いや一般の人でも、どうしても最新作とか見たいと考えますから違和感が残るかもしれません。

その違和感はむしろ大事にしてください。逆の発想で、古い映画もたまには見ようかと考えている人は、このリストから追っていくのがわかりやすくていいんじゃないかということです。

最近の話題作や新作、その合間にたまには旧作でもと考えているなら、その参考としてこのランキングを利用してみてください。

そのうち、どんどん古い映画にハマっていくようになります(笑)。

本編でよく出てくる『死ぬまでに観たい映画1001本』のリストはこちらの記事で

さらに、見方を解説している記事はこちら

海外で権威のある映画ランキングのまとめ

この記事では、アメリカとイギリスで最も権威のある映画ランキングを紹介しました。

  • 最も権威のある映画ランキングは、アメリカのAFIとイギリスのBFIが有名です。
    • アメリカでは「アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)」が発表する「AFIの100年…100本の映画」が存続するランキングです。2007年発表
    • イギリスでは「ブリティッシュ・フィルム・インスティテュート(BFI)」の「サイト&サウンド」誌が10年ごとに「史上最高の映画ベスト100」を発表しています。2022年発表
  • AFIの映画ランキングの傾向
    • ドラマ中心で、誰でも楽しめる起承転結のしっかりした作品が多い。
    • ハリウッドの多様なジャンルを網羅し、初心者にもやさしい。
  • BFIの映画ランキングの傾向
    • 世界中の名作が選ばれており、特に芸術性を重視している。
    • アメリカのランキングとは違う、ヨーロッパ作品や独自性のある作品が注目です。

そして、正しい鑑賞法をお伝えしました。まとめるとこんな感じ。

ベスト100の正しい鑑賞法はこれ

  1. 順位にこだわらず、まずは自分が興味を持った作品から見ることをおすすめします。
  2. ランキング上位の作品が面白いとは限らないので、自分に合った作品を見ましょう。
  3. 映画特有の「匂い」、その作品独自の魅力や雰囲気をたっぷりと感じて楽しむことが大切です。

これらの作品を鑑賞することであなたは何が得られるの?

  • 感情を整え、心を鍛え、精神的に充実させることができます。
  • 新しい世界観や視点、自分の視点が広がります。
  • 名作は話のネタにもなり、映画好き同士の交流にも役立ちます。

おすすめ映画100選でも、いろんなところから発表していますが、まずは世界的な権威があるところからの映画鑑賞をおすすめします。

かんとくさん

やはりこのランキングには名作映画がたくさんあるなあ

あおい

興味をそそられますよね~

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