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【死ぬまでに観たい映画1001本】有意義に活用して映画鑑賞に役立てよう

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『死ぬまでに観たい映画1001本』は、有意義な映画ライフを送るための最善のリストで、今回トリセツを作りました。おススメする理由と、どのように活用していけばいいのかをこの記事でお知らせします。

かんとくさん

今日も心に残る映画を見るぞ

あおい

いいですねえ

下記リストは、『死ぬまでに観たい映画1001本』の全部のリストが入っている完全版です。

実際には毎年入れ替わり、1001本になるように帳尻を合わせています。しかし、毎年更新されているのですが最近の映画を入れ替えているだけの感じもありますので、このリストはあくまでも、

一度でもリストに入った事のある作品を全て掲載しているのが特徴です。

この記事では、このリストをどのように役立ててもらおうかということをお知らせします。

結論を言うと、このリストはこれを全部見るというよりも、むしろこれを基盤にして横展開をしていって自分でいい映画を見つけていくのが最善の映画鑑賞術です。

映画は最終的には自分の心に深く刻み込まれ、いつまでも記憶に残り、人生の糧にしてもらおうという目的で映画鑑賞のすばらしさを伝えていますが、ここではその一覧の補足で有意義な映画ライフにしてほしいと願っています。

目次

『死ぬまでに観たい映画1001本』をおススメする理由

冒頭分にそのテーマが書かれてありました

このリストには様々な種類の映画が入っていますが、ここの冒頭分にそのテーマが記されています。

『死ぬまでに観たい映画1001本』は、そのタイトルどおり、単に名画を選び出して紹介するのではなく、読者を刺激して映画への興味をかきたてることをめざしている。好奇心にかられて本書を手にした読者を強烈な映画ファンに変え、見るに値する映画リストがこんなにも長いものだとプレッシャーをかけることが目標だ。

死ぬまでに観たい映画1001本 第五版 「はじめに」冒頭の部分より抜粋

解釈はいろんな意味があるでしょうが、名作映画だけを紹介しているわけではありません。B級映画だって入っています。そうなってくると、好みの作品もそうではないようなものもあります。中には「これって映画って言っていいのか??」というわけわかんないようなのもありました(それはそれで強烈な印象を残してくれるわけですが)。

そもそも日本未公開もけっこうありますので。

映画を楽しむ目的、このブログの目標にピッタリだから

純粋にベスト映画をあげるというサイトならいくらでもあるでしょう。

しかしここで提唱する映画の目的とは、面白かったねーというだけでは測られないものを提案しています。

よく、生活でも映画みたいだということはあります。生活にしみ込んでいくことによって、辛いことがあっても映画のシーンを体に身につかせることによってはげまされたりします。そういう生活の一部で、映画を見まくると体が溶け込んできます。それが映画の効果だと思っています。そういうものに近い感覚をもたせてくれるのが「死ぬまでに観たい映画1001本」なのです。

このリストには確かにしょうもないような作品もたくさんあります。しかしそれも含めて面白いのです。

映画はどのように楽しむかの考察は別の記事でもあります。

こちらは、わたしが一番リアルに感じた映画のメリットをお伝えしています。興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

これらのメリットは、このリストを見まくって会得していったものなのです。

ベストの映画を集めているわけではありません

この一覧は、決してベスト映画をあつめているわけではありません。

面白いのは、誰でも知っているような名作映画からこの一覧になければ日本人みんな素通りするんじゃないの?ていうくらいマイナーな作品もあります。

たぶん町山智浩氏ですら全部は知らないのではと思います。

逆に、すべての作品知らないという人を見つけるのも難しいでしょう。なぜなら、映画に全く関心のない人でも聞いたことくらいはあるという作品どれかはあるはずです。

このリストには、とにかく世界中からいろんなタイプ、いろんなジャンルの映画を集めています。

映画は動く芸術であることを教えてくれます

この一覧をずっと鑑賞していくうちに改めて気付いたことがあります。純粋に見ているだけで感動してしまう事が何度あった事でしょう。

まず映像に感動するような作品がそろっています。宇宙に雪、砂漠、海、山、都会の姿など、自然を感じるだけで感動したりすることも多くあります。

実生活でも外を歩いて回りの景色を見てありがたさを感じるようになるでしょう。これだけでも大いに価値があります。

そして登場人物の表情や生活臭とかでも十分感動できます。食事のシーンや何でもない生活の姿などでもそうです。

絵画を見た時の芸術で感動できるようなもの。もっと簡単な媒体が映画なのです。ということを改めて感じます。

映画はストーリーを追うものだけではないことを教えてくれます

この一覧をずっと鑑賞していくうちに、改めて気付いたことがあります。映画の良さは、あらすじを追うことだけではないということです。

実際にはとんでもないような内容の映画もあります。「いや、これ映画か?」というようなものもあります。

静止画を延々と垂れ流してナレーションだけで90分やってしまったのがありました。

映画の良さは何かという問いに関しては、他の記事でたくさん解説しています。

全体的に、ストーリーよりも印象的な映像というのにフォーカスをして選出されています。

とはいうものの、ミステリーやどんでん返しのオチなどスリリングに感じるようなストーリーという特徴の作品も多く選出されており、やはりバランスはとれているのかなと感じます。

デメリットだってあります

当然、完璧なものではありません。例えばアメリカの歴代ベスト100の映画とか見たって何らかの不満は持つものでしょう。

しかしこのリスト特有のデメリットも存在します。

  • 全部が楽に見られるわけではない
  • 古い作品が多くなっている

この2点でしょう。

全部は見られないのは先に解説した通りです。映画に対してのあくなき欲望が出てきたときに考えればいいのです。実際そうなってもらうのもここの狙いでもあるのです。

もしあなたが、映画はそこまで詳しくないですというのなら興味がありそうなものをまずは1作品見てみることをおススメします。

古い作品が多くなっているのは確かにそうです。というか古い作品に興味を持った時こそこのリストは役立ちます。映画は何らかの影響って大抵はあります。その前身となったようなものはどうしても載せる傾向にあるし、古い映画は現代の基本となった礎になったような作品が多く存在します。

逆に新しい作品の場合、これは海外の映画評論家のお話ですが、「新しい作品は何年も耐えることができるのかを試されている」ということを話されていた人がいました。

これはわたしが提唱している「映画は豊かなこころに複利効果をもたらす」というのと見事に一致します。

『死ぬまでに観たい映画1001本』を有意義に活用してもらうために

どんなにがんばっても全部制覇するのは難しいです

元も子もない話になってしまいますが、日本未公開の作品もけっこう入っています。それでもYouTube動画を活用すれば何とか見れる作品もありますが、それでも難しく、海外しかやっていない動画配信をamazon tv stickというテレビと動画配信を紐づけできるサービスがあるのですが、そこで海外の動画配信アプリを見つけないと視聴できないという究極の難易度の作品も存在しています。

おそらく、そういった面倒なことを経てやっと鑑賞できることも人生、どこかでは必要だという事でもあるのでしょうか?いや、そこまではさすがに考えていないのでしょうけど。

あおい

実際に、ここの作者も全部見るのはできないでしょうとか言っていますね。そんなのあり?って言いたくなりますが。

どうやって活用していくかをご案内します

そもそもこのリストをおススメしている理由は、映画鑑賞の目的であるあなたの心の調整を図る事です。つらい時や人生の岐路に立った時、もっと平たく言うと生きているのが辛いというほどの悩みがあった時、確実に映画の存在はあなたの助けになってくれます。でも映画って無数にありますよね。まずはどんな映画を見ればいいのかという助け舟になってくれるのが『死ぬまでに観たい映画1001本』のリストになります。

しかし、わたしはこれがすべてだというつもりは毛頭ありません。ポイントは、

  • コンプリートすることは考えない
  • このリストはあくまでも助け舟。ここから横展開に派生させていきましょう

この2点です。

コンプリート。日本人って特に完全主義者的な人多いので、夢中になるとコンプリートしたくなりますよね?

しかし間違っても最初の「月世界旅行」から順番に見ていこうとか考えないでください。戦前の作品でもう挫折するでしょう。

そもそも難しいので。まずは興味のある作品を見ていくことです。

あとこのリストは、横展開に広げていくことであなたの興味がどんどん掻き立てられるでしょう。というのも目的にしています。監督の初期の作品や最新の作品など広げていけば更なる欲求がでてきます。

監督の一覧を作った理由

別の記事で、『死ぬまでに観たい映画1001本』に登場する映画監督の記事があります。

これは正直、このようなまとめ記事は日本ではどこを探してもありません。

こんなものをなぜ作ったのかというと、映画は人生において心の調整をしてもらうための最大の娯楽です。

そして監督を知ることで、その監督の別の作品や生い立ち、流れを追及することであなたにとってかけがえのない映画作品に出合う可能性を高くするのが理由です。

その監督から、先程の記事にもあったように、横展開をしていくにあたって便利なものがあるように作成しました。

製作とか監督とか、ものによってはただの雇われ監督とか、特にハリウッド大作などはいろんな事情が絡んでいるので監督だけでは決まらないのでは?という意見もあるでしょう。しかし監督の癖や思想が大きく反映させるので指標としては的確です。むしろそこで、製作の流れを知るとさらに興味を掻き立てることもできるでしょう。

自分の好きな作品が入っていないから疑問です問題について

そのまんまのタイトルですが。

自分の好きな作品が入っていないのにどうでもいいようなのばかり入っている。という感想を持つ人は必ずいるでしょう。

正直、避けて通れないですね。

世の人間全てが満足する選出ではキリがないし、こういうお話は何の分野でも出てきますよね?

野球にしても、侍ジャパン選出メンバー見たらあの選手入っているのにわたしの推しの選手が入っていないとか文句言う人は必ずいますが、どうしようもないわけです。

映画もベスト100選出見てもあの作品が入っていないとか必ずあるわけで、しかも死ぬまでに観たい映画1001本はベスト1000をあげているわけではありません。

面白いデータをいろいろと紹介します

この完全版のリストからの分析です。

国別だとこうなります

  • このリストを国別に集計したらこのようになりました。

アメリカ696

フランス196

イギリス147

イタリア87

ドイツ71

日本36

ロシア23

スウェーデン19  オーストラリア19  香港19  スペイン19

カナダ15  中国13  ポーランド13

メキシコ12  ベルギー12

インド11  イラン11

オランダ10  デンマーク10  台湾10

チェコ(旧チェコスロバキア含む)9 ブラジル9 韓国9 スイス9

ニュージーランド8 オーストリア7 旧ユーゴ(現スロベニア、ボスニアヘルツェゴビナ含める)6

ハンガリー5 アルゼンチン4 アイルランド4

ギリシャ、トルコ、ノルウェー、イスラエル、フィンランド各3

他7か国2  他19か国1

いや、正直アメリカの割合ってどのくらいあるのかが一番気になっていました。実際には55%でアメリカが絡んでいる映画でした。正直ほぼ予想通りです。しかしこれは目安だと思ってください。

しかしこれは、合計は1500件以上あって大幅な数字の違いがあります。というのは、複数の国での共同制作などがあって、一応すべて入れているからです。

これも最近、1990年代になってからは国際共同制作の映画が増えています。で、製作国や出資国とかの定義もわりと曖昧になりつつあるので、あまり深いことは考えずにデータ獲りました。

なお、こちらのリンクでその件について詳しく解説されていて、参考になるかと思いますので興味のある方はどうぞ。

https://www.unijapan.org/producer/pdf/producer_310.pdf

やはり昔も今も、映画業界はハリウッドがけん引しているのがわかります。これ、実を言うと世界の経済によく似ていて、上場企業の中身や富豪の層など、大抵50~60%くらいアメリカがシェアしているのに似ています。

インデックス投資の全世界株でも、実際はアメリカが60%くらいのシェアですよね。

つまり世界経済の発展と映画界の構図はよく似ている図式で、映画の流行とかも世界の経済成長にしっかりと同じような図式で進んでいっているのです。

ちなみに世界で一番映画を作っている国はダントツでインドです。アフリカでは、ナイジェリアがアフリカ最大の映画大国なのですが、ナイジェリア映画が一つも入っていないのがやや寂しい気がします。

日本の映画一覧

さて、気になる日本の映画は何が入っているのかを見ていきましょう。

1939年 残菊物語(溝口健二)

1950年 羅生門(黒澤明)

1952年 生きる(黒澤明)

1953年 東京物語(小津安二郎)

1953年 雨月物語(溝口健二)

1954年 七人の侍(黒澤明)

1954年 山椒大夫(溝口健二)

1956年 ビルマの竪琴(市川崑)

1957年 蜘蛛巣城(黒澤明)

1959年 浮草(小津安二郎)

1962年 秋刀魚の味(小津安二郎)

1963年 雪之丞変化(市川崑)

1964年 砂の女(勅使河原宏)

1964年 鬼婆(新藤兼人)

1965年 東京オリンピック(市川崑)

1974年 デルス・ウザーラ(黒澤明)

1976年 愛のコリーダ(大島渚)

1983年 楢山節考(今村昌平)

1985年 乱(黒澤明)

1986年 タンポポ(伊丹十三)

1988年 AKIRA(大友克洋)

1988年 火垂るの墓(高畑勲)

1989年 鉄男(塚本晋也)

1997年 HANA-BI(北野武)

1997年 もののけ姫(宮崎駿)

1998年 リング(中田秀夫)

1999年 オーディション(三池崇史)

1999年 御法度(大島渚)

2001年 千と千尋の神隠し(宮崎駿)

2021年 ドライブ・マイ・カー(濱口竜介)

合計30作品です。上記、国別では日本36となっていましたが、日本の映画監督に限定するとこうなります。

日本映画をこうして改めて見てみると、「映画好きなら最低限この作品は見ておけ」といわれそうな世界的名作がちゃんと並んでいます。よく知られている作品や、特徴的なクセのある作品が揃ったという印象です。なんだかんだで各年代に満遍なく入っていて、日本映画いろいろ言われながらもしっかりとここに刻まれています。

個人的にも、どれも自信を持っておススメしたい、見逃せない作品ばかりという印象です。か

ただ近年、2001年から20年もの間、ぽっかりとあいていました。現在の邦画の惨状を見る限り仕方ない気もするし、うまく反映されていると感じさせられます。

ただし、これ以外に海外でも有名な作品はたくさんありまして、

日本映画はここに掲載されている作品が一番優秀だというわけではありません。

ということを念の為言っておきます。

『死ぬまでに観たい映画1001本』トリセツのまとめ

この記事はあくまでも『死ぬまでに観たい映画1001本』をもっと楽しんでもらい、充実した映画ライフを送ってもらうための参考ということで作成しました。要約するとこうなります。

  • 『死ぬまでに観たい映画1001本』は映画ファンの興味を刺激し、多様な映画体験を提供することを目的としています。
  • リストには名作だけでなく、B級映画やマイナー作品も含まれており、幅広いジャンルが特徴です。
  • リストの活用方法としては、全作品を制覇することに囚われず、興味のある作品から手をつけ、映画の世界を広げていくという考え方が最善です。
  • 監督や映画の背後にある文化や歴史を深く理解することで、より豊かな映画観賞が可能になります。
  • 国別で見ると、アメリカ映画が最も多く、世界の映画産業におけるアメリカの支配的な位置を示していますが、国際共同制作も増えています。
  • 日本映画については、世界的に有名な作品から日本独自の魅力を持つ映画まで多岐にわたってリストアップされています。
おともだち

活用の仕方でいい映画ライフをおくることができそうですね

こちらが最新版『死ぬまでに観たい映画1001本 (第5版)』です。有意義な映画ライフの入り口はこちらでどうぞ。

注意したいのは、上記の書籍が掲載されているのは1001本の作品です。

それに対しこのブログにおいては1247本を紹介しています。毎年新しく更新して、その分どれかは消えて帳尻を合わせているのですが、実際には最近の映画を入れ替えしている傾向が強いので、バランスをとるために、一度でもリストに出てきたものすべてこのブログで紹介します。

なお、一覧はこちら

さらに、もっと映画を興味深くするためのシネマスコアについての記事はこちら

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