今日も映画を見るぞ
いいですねえ
映画を見るといっても、いろんな配信サービスがありますよね。どれも魅力的なんですが、WOWOWはオワコンと思っていませんか?
WOWOWは生ライブ、スポーツ、オリジナルドラマも見れるのはメリットです。しかしそれらも、最近はほかのVODで簡単に視聴可能になっています。
しかしWOWOWはそれらを抜きにして、映画だけ楽しむことでも魅力的なコンテンツです。
わたしは20年ほどWOWOWを利用してきましたが、WOWOWが放送する映画に何度も救われました。
WOWOWの映画鑑賞はどうして楽しいのか解説します
WOWOW映画での知られざる魅力に気づいてもらい、映画ライフを楽しんでいただきたいと思います。
映画は必ず人生の役に立つ時が来ます。そのためのいい映画との出会いを果たすためのきっかけになるでしょう。
\ いい映画見ようぜ! /
映画を見るためにWOWOWは、有料放送でも価値のあるものです
VODで動画配信が当たり前!?有料放送の知られざるメリット
世間では動画配信が当たり前になって、テレビ放送はすっかり下火になっています。動画配信がスムーズにできたら、テレビ放送は必要のないものとなりつつあるようです。
しかしここで、動画配信にはないテレビ放送のメリットがあるのをご存じでしょうか?誰も教えてくれない、イマドキでも何でもないテレビ放送のメリットをお知らせします。
- リモコンでパチっと押すと映画がついている
- 録画すれば、ずっと見ることができる
- テレビのほうが高画質、同じHD、フルHDでも違っている
- 有料放送のみが視聴できる映画も少なからず存在する
- テレビならではの特別企画が用意されていることがある
これが主なものです。最近はネット配信もこれらをカバーしているものもあるので必ずしもとは言い切れませんが、みていきましょう。
1.リモコンでパチっと押すと映画がついている
この記事でわたしが強く強調したいことです。
これはどのサイトでも触れられていることはないようですが、個人的にはけっこう重要なメリットで、
例えばU-NEXTやNetflixなどで何か動画を見ようと思うとリモコンをパチっとつけて、それから選んで、という作業が必要になります。これでだいたい2~3分はロスします。さらに、おそらくたいていの人は、その合間におススメとかいろんな作品が出てきてどんな作品かとクリックします。YouTubeでも同じですね。
この過程で、映画にせよドラマにせよ、スポーツだのアニメだの麻雀だの、はたまたエロ映画だのと、情報が脳にどんどん入ってきます。ここで脳が少し混乱します。たとえ「この映画を見たいんだ!」と決め打ちしていても他所に流されてしまうことがあります。
一方、WOWOWシネマだと、リモコン一つでつけた瞬間映画のワンシーンが流れます。その瞬間、脳が、映画を楽しもうというモードに入ります。
これは大きな違いです。
これだけで何度も、映画の脳が整って次から次といい映画に出会うことができたわけです。
2.録画すれば、ずっと見ることができる
録画のメリットも感じている声もあります。
WOWOW再加入しました。HuluもディズニープラスもNetflixも U-NEXTもアマプラも全部契約しているけど、やっぱり録画できるのがいい。WOWOWだけでしか見られないライブとかあるし。槇原敬之目当てで入ったらフミヤのライブやってるし。いいね😊
— 武市半平太 (@tatosama) August 4, 2024
配信の作品は、いきなり配信終了という憂き目にあうということがあります。これはWOWOWでもあるのですが、録画さえしておけば問題はありません。レンタルDVDと同じ感覚でWOWOWシネマを見られる、このセンセーショナルな利便性はいまだ健在です。
3.テレビのほうが高画質、同じHD、フルHDでも違っている
専門的には多数のサイトでもありますので詳しくは割愛しますが、純粋にHD、フルHDではやっぱりまだテレビのほうが見やすいですね。
ただし、Netflixの4Kとかは驚きの画像で、これ最初見たときはびっくりしました。テレビの4Kはあんまり意味がないことはネットでも話題になっていましたね。
ただこの画質の良し悪しはお家のネット環境によっても左右されるので、近い将来はもうこの差別化はなくなっていくでしょう。
4.有料放送のみが視聴できる映画も少なからず存在する
この場合の数はそんなに多くはありませんが、ネット配信でも、いまだにどこも視聴できないという作品も存在します。
例えばスタジオジブリ作品は有名ですね。日本テレビでしか見れませんが、今ではたいていはTSUTAYAなどのレンタルを借りる人が多数でしょう。
そして身近なものだと、北野武作品がこれに該当します。
最近、最新作の「首」はレンタルで配信されることになりました。これは珍しく、それ以外の北野武作品は配信で見ることはできません。無論DVDのレンタルだと問題ありませんが。
しかしCS放送の「日本映画専門チャンネル」では北野武作品がガンガンと放送されていました。アウトレイジ特集ではご本人がスタジオにゲストに来てトークまでやっていましたね。
ということで、VODだと絶対に見られるという現象は当てはまらない作品も存在します。
5.テレビならではの特別企画が用意されていることがある
配信でも最近はいろんな企画が出てきたので、ここだけの優位性というわけではありませんが。
テレビなので放送に合わせて、関係者がきてトークをやったり、その作品に合わせて監督や出演者の特集として普段放送されない作品をガンガン流したりするというテレビ番組らしいケースが見受けられます。
WOWOWシネマもトークをやったり、その作品の良さを伝えるコーナーを設けてあります。
このテレビ特有のお祭り企画は、配信では味わえません。
有料放送でもWOWOW特有の利点が存在します
では、テレビ放送にともなう映画番組を見ていきましょう。
WOWOWもテレビを楽しむことができ、そして今はVODも確立されてきました。今は改良した結果画面は見やすく操作性も良くなって、テレビでも気軽に動画配信を見れるようになり、明らかに配信にシフトしているのがわかります。
しかし有料放送はWOWOWだけではありません。ほかにもスターチャンネル、そしてCSではザ・シネマ、ムービー・プラス、WOWOWプラスなどがあります。
邦画においては日本映画専門チャンネル、チャンネルNECO、東映チャンネル、衛星劇場などです。ほかにも映画放送はありのですが映画を主としたものはこのくらいでしょうか?
WOWOWシネマに近いものだと同じBSでスターチャンネルがあります。これは映画だけで3チャンネルあって、しかも洋画ばかりです(最近は日本映画も混じっているようですが)。ここも放送だけではなく配信チャンネルもあるのですが、それぞれ独自の料金になります。スターチャンネル視聴料は月額1980円ですがこれは配信とは関係のないもので、配信の「スターチャンネルEX」は月額990円です。しかもほとんど同じラインナップです。
テレビ放送とVOD相互に楽しめるのは映画を見るためにWOWOWを選ぶメリット
wowowのVODとしてのメリットとデメリット
まずはデメリットを見ていきましょう。
- 配信の数が多いわけではない
- 「この映画を見たい!」という決め打ちしている人にはピンポイントがあまりない
- 見たい映画の「整理」ができない
- 字幕と吹替の切り替えが不可
- 古い映画は少ない
- HPが見にくい
- 配信の数が多いわけではない
これはほかのVODと比べても、完全に劣っているとまでは言えませんが優れているとも言えません。純粋に見放題作品を調べた結果、邦画と洋画は一緒に入っているので質までは計れませんが、純粋に見放題の映画作品の数はこうなりました。レンタルは入れていません。
サービス名 | 見放題配信数 |
---|---|
Amazonプライムビデオ | 6,193 |
U-NEXT | 17,369 |
ディズニープラス | 1,386 |
FOD | 2,380 |
TELASA | 365 |
Leminoプレミアム | 4,285 |
ABEMA | 463 |
Hulu | 4,786 |
Netflix | 2,998 |
JAIHO | 125 |
ザ・シネマメンバーズ | 70 |
スターチャンネルEX | 309 |
DMM TV | 5,194 |
みるアジア | 119 |
WOWOWオンデマンド | 736 |
こうしてみると、WOWOWオンデマンドはそこまで数が多いわけではないことがわかります。それにしても、U-NEXTはすごいなぁ。
2.「この映画を見たい!」という決め打ちしている人にはピンポイントがあまりない
これは上記の意味ともつながるのですが、例えば「この映画絶対に見るぞ!」と思ってもすぐにあるわけではありません。最新の映画はそこそこ強い特徴はあるものの、あとはテーマ別などのもので分かれておりそこは涙を呑むことになるでしょう。
3.見たい映画の「整理」ができない
WOWOWオンデマンドにおいては、見たい映画のマイリストに整理するという機能、これはオンデマンドには「お気に入り」という機能がありますがテレビ放送はありません。以前はあったのですがなくなりました。数週間後に忘れないようにこれを録画しようというというのができなくなってしまいました。
録画を考える人はいないだろうと考えているのでしょうか?
4.字幕と吹替の切り替えが不可
最近のVODはどこも、字幕と吹替の切り替えをスムーズにできたり、またはどちらも視聴可能という体制を整えているところが多くなってきました。
WOWOWはそんなことできません。
個人的にはほとんどが字幕鑑賞しますのでデメリット感はないのですが、人によっては嫌がるかもしれません。
5.古い映画は少ない
別にここだけというわけではありませんが、クラシック系で配信というのなら明らかにAmazonプライムビデオかU-NEXTを考えるべきです。
ちなみにここでおススメしている「死ぬまでに観たい映画1001本」の中から見るぞ!となるのならおススメはできません。
6.HPが見にくい
まるで狙っているかのような酷さです。純粋に見たい映画、今はどんなもの、今月はどんな映画が放送されるんだろう?
って確かめたくなる人いるはずです。
日付ごとに、一定のところまで来たらドロップダウンさせてその都度クリックしないと全部の映画放送が見れない仕組みになっていて、ちゃんと見るのには10分くらいかかります。
意図的なのかどうかを疑うようなレベルです。
ただオンデマンドではかなり見やすいシステムにかわりましたね。全体的にオンデマンドにシフトしているのでしょうね。
次にメリットを見ていきましょう。
- すべてが見放題である
- 「最新映画が無料で見られる」だとピンポイントに当たる確率が高い
- 話題の映画や各主要の映画賞やノミネートなどの作品はカバー率が高い
- オリジナルの映画企画が多くある
- 画質が平均的に強い
- プログラムガイドが毎月来る
- すべてが見放題である
これはNetflixなども同じ状況なのでWOWOWのみというわけではありません。
しかし「複雑なシステム」とは無縁なので安心感はあるでしょう。
さらにここで「すべてが見放題」というのは、WOWOW放送とオンデマンドはある意味紐づけされていて、どちらをどう見ても自由、裏を返せば余計なことを考えなくて済むということです。これはWOWOWのみです。
2.「最新映画が無料で見られる」だとピンポイントに当たる確率が高い
これはちょっと一例を考えてみましょう。
『バーナデット ママは行方不明』という映画があります。
この作品は2019年に公開された映画で、概要はこんな感じ。
シアトルに住む元建築家が、ある日突然行方不明になるというストーリーです。彼女は、天才的な建築家として成功を収めた過去を持ちますが、現在は社交不安障害に悩まされ、家族との関係もぎくしゃくしています。
バーナデットの失踪をきっかけに、彼女の家族、特に娘と夫は、彼女を探すために奔走します。その過程で彼女の心の内面が明らかになり、家族の絆が再確認されます。
自己発見と家族の大切さを描いていて、ユーモアと感動が詰まった作品です。
監督はリチャード・リンクレイターという人で「スクール・オブ・ロック」や「6才のボクが、大人になるまで。」などでよく知られている方で主演はケント・ブランシェットで、日本でも人気の女優さんですね。
この映画、最近いろんなところで配信されました。最新作で、いろんなVODで鑑賞できますが、すべてレンタルとなっていて、料金がかかります。しかしWOWOWだけは放送でもされていますしオンデマンドですぐに見られます。
各VODでオリジナル路線を出しているのでこれ自体は珍しくはないのですが、話題の最新作はWOWOWだけが見放題で見れる作品が数多く存在します。
3.話題の映画や各主要の映画賞やノミネートなどの作品はカバー率が高い
これはわかりやすく言うと、例えばアカデミー賞を例にすると、アカデミー賞の作品賞でも、ノミネートだけで10作品はあります、そりゃあ作品賞は話題になるでしょうけどノミネートされる作品も大抵は名作が並びます。作品賞だけではなく、各賞のノミネートがあるわけで60~70作品がアカデミー賞に載ってくるわけです。それだけではなくカンヌやベルリンなどの映画賞も、ノミネートや話題になった作品が軒並み放送されていきます。
つまり、WOWOWにどっぽりとハマれば、毎年の映画賞やノミネートされた作品をかなり多く網羅することができます。これは結構なメリットになりますね。
4.オリジナルの映画企画が多くある
WOWOWであれば映画でもいろんなセクションに分かれていて、「メガヒット劇場」「ウイークエンドエンタ」「W座からの招待状」「ジャパンプレミア」「あなたの映画館」「洋画メガヒットレジェンド」などのテーマがあります。ほかにもあるのですが、実は映画好きならこの辺をチェックして損はないです。「W座からの招待状」では、トーク企画もあったりします。
この中でも「W座からの招待状」や「ジャパンプレミア」「あなたの映画館」をチェックしていれば
あなたの興味ある映画や印象に残る映画を必ずみつけることができます。
5.画質が平均的に強い
これは上記でも解説したので省略します。
6.プログラムガイドが毎月来る
人によってメリットとデメリットの感覚は違うでしょう。家族で鑑賞されているというのであればわりとありがたいシステムだと思います。
契約者には毎月、翌月の番組内容のプログラムガイドが来ます。(不要な人は来ないようにすることもできます)
このプログラムガイドをペラペラとめくっているときにたまたま見たい番組が見つかったというわりとあるあるかもしれませんがそれはそれでいい映画との出会いにつながります。
WOWOWの2024年7月のプログラムガイド
料金については一見割高という印象が付きまといますが
料金は月額2530円と、他のVODと比べると割高の印象があるようです。実際に割高のU-NEXTでも月額2189円と、それよりも高いのです。下の表を見れば一目瞭然です。
サービス名 | 料金 |
---|---|
Amazonプライムビデオ | 月額500円 |
U-NEXT | 月額2189円 |
Netflix | 月額790円~1980円 |
Disney+ | 月額990円 |
WOWOW | 月額2530円 |
Hulu | 月額1026円 |
FODプレミアム | 月額976円 |
TELASA | 月額618円 |
Leminoプレミアム | 月額990円 |
ABEMA | 月額960円 |
JAIHO | 月額770円 |
DMM TV | 月額550円 |
スターチャンネルEX | 月額990円 |
クランクイン!ビデオ | 月額990円 |
dアニメストア | 月額440円 |
みるアジア | 月額660円 |
ザ・シネマメンバーズ | 月額990円 |
楽天TV | 作品により異なる |
ビデオマーケット | 月額550円 |
Apple TV | 月額900円 |
この表を見る限り明らかにWOWOWは割高ですが付加価値があります。WOWOWねみテレビ放送とセットになっているのです。新作映画が見たい!となったらテレビで放送予定があれば録画することができます。テレビ番組とVODを自由に行き来できるのは唯一WOWOWのみなのです。
映画館で映画を見るって大体は最新作や話題作を見るケースが多いと思います。
上映終了となったら、泣きたくなります。しかしすぐに放送をWOWOWはたびたびやってくれます。
ついこの前まで上映していたはずなのに終わってしまった。そこでサッとWOWOWで上映ですって、いやほかにもやっているでしょ?
他はすべてレンタルで300~500円くらいかかります。しかしWOWOWではかからないのです。これで映画館にあまり行かないわたしは何度も救われました。
また、WOWOWの放送とオンデマンドがセットというのは、なんだか当たり前にも感じますが他はそうではありません。
スターチャンネルは1980円ですがスターチャンネルEXは990円です。いっしょに見ることができません。
ザ・シネマは770円ですが配信のザ・シネマメンバーズは880円です。これもいっしょに見ることができません。
という風にセクションが違うのでこうなります。ザ・シネマも個人的には非常におススメなのですが、CSも配信もそれなりに魅力があって実は迷います。
という感じで、これだけでもWOWOWはそれなりの優位性は保たれています。
料金といっしょに、どういう価値で利用するのかというのを考えて検討しましょう
おススメしない人とおススメする人
おススメしない人
- テレビのない人、テレビ番組というのに抵抗のある人
- 数が多いのを望む人
- 観たい映画が決まっている!という時にピンポイントで見たい人
おススメする人
- テレビ放送で録画をするのと併用したい人
- 各主要の映画賞の候補や最近の話題作を見放題で数多く見たい人
- プログラムガイドが見たい人
映画を見るためのWOWOW契約はあなたを幸せにします!まとめ
この記事では、WOWOWの映画番組としての知られざる価値についてお知らせしました。
各動画配信サービスではどこもそれなりに独自性が出ていて映画好きなら魅力のあるところも多く存在します。最近は合併や統合したりとビジネス上の動きも激しいですよね。
WOWOWはスペインサッカーなくなったりディズニー系の作品は放送できなかったりとかなり過渡期も迎えました。
それでも最近は配信にパナマウントプラスを入れてきたり、作品の中身も画面上でもきちんと整備して、また独自の魅力が出てきたように思います。
今でも、映画好きならWOWOWはまだまだ重要な媒体です。
なお、動画配信の全般をまとめたものはこちらに記事にしてありますので、こちらもどうぞ。